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新・mespesadoさん講義(192)超過死亡のワクチン接種との関連検証 [コロナ危機]

8月の超過死亡については、26日に記事にしました。→「8月死亡数15%増!」https://oshosina2.blog.ss-blog.jp/2022-10-26 mespesadoさんは、超過死亡とワ〇チ〇の関係性を調べるのは簡単なことではないんです。》と言います。その理由は、①22年統計で超過死亡の多い2〜3月、8月は、コロナの第6、7波の時期に重なっており、コロナによる間接死(陰性であるがコロナに起因する死亡)が多く含まれているのではないか ②21年度、22年度のインフルエンザ死亡数0を考慮すると、22年の2〜3月については、18,000人の嵩上げがある、というものです。

下記はこれまでの関連記事
・「新・mespesadoさん講義(107)落ち着け!https://oshosina2.blog.ss-blog.jp/2021-11-28-3
・「新・mespesadoさん講義(108)2021年超過死亡再考察」https://oshosina2.blog.ss-blog.jp/2021-12-01
・「新・mespesadoさん講義(150)検証「超過死亡者数」」https://oshosina2.blog.ss-blog.jp/2022-05-28

《この超過死亡に関する私の分析結果をそろそろシリーズものとして解説を始めたいと思いますので、よろしくお願いします。》とのことです。mesoesadoさんならではの、実相に迫る精緻な検証です。

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478 名前:mespesado 2022/10/27 (Thu) 20:18:43
パヤパヤ@cr_cidp
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人口動態統計速報8月分でました

死亡者数 135649人
前年同月比 +17845人(15.1%)
近5年平均比 +25087人(22.7%)
※コロナ死報告数 7295件

ご存知の通りです
やはりエライことになってました

https://pbs.twimg.com/media/Ff5PRnNUoAAcsha?format=png&name=360x360
https://pbs.twimg.com/media/Ff5PRnNUoAAcsha?format=png&name=360x360
おかげさまで図2はどんどんケッタイなカタチに変容www
(笑いゴトではないが…)

尚、8月は2019年(標本最終年)の死亡者数が猛暑の影響で多かったため、月
個別の年毎推移予測値は大き目(超過死亡少な目)に出ます。なので超過死
亡1のみでなく超過死亡2(赤点線)も参考にしてみてくださいネ。

https://pbs.twimg.com/media/Ff5PhR0VIAADQGQ?format=jpg&name=smallhttps://pbs.twimg.com/media/Ff5PhR0VIAADQGQ?format=jpg&name=small
各県公表値集計の最終結果は45都府県計132013人,前年同月比17.9%増でした。
※前年比は「速報」に比べて3%程多め
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自分の頭で考える人2.0@Awakend_Citizen
> とんでもない事態です
> 8月の超過死亡+17845名

> 「3回目」と「4回目」の時期を合わせたグラフを見れば相関があること
> が一目瞭然

> アンチ反ワクの皆様
> ワクチン信者の皆様

> 我々もワクチンのせいだとは思いたくありません
> ワクチンと無関係である「根拠」をお願いします

https://pbs.twimg.com/media/Ff6MgKAaYAAbw3L?format=jpg&name=small
https://pbs.twimg.com/media/Ff6MgKAaYAAbw3L?format=jpg&name=small
 さて、8月までの人口動態統計による超過死亡のデータが出て、2~3月と8月の超過死亡が凄いことになっています。確かにワ〇チ〇の影響は甚大だと私も思います。しかし、このデータから直接そのことが証明できるかというと、ことはそう単純ではありません。この超過死亡には、確かに「ワクチンと無関係」な部分もあるのです。それを挙げておくと、1~3月における季節性インフルエンザの影響の問題があります。いわゆる「ウイルス干渉」という現象のせいで、新型コロナが発生した2020年は、その前年・前々年に比べてインフルの流行が約1/3に減少しました。新型コロナが登場した2020年の死亡者数が2019年に比べてやや減ったと言われていますが、その主な原因はこれだと思います。そして2021年と2022年の季節性インフルエンザの流行は、ほぼゼロとなっています。実は2021年の超過死亡を「死亡者数」ではなく「年齢別死亡率」で見た場合には、確かに年間全体では年齢別死亡率も増えているのですが(約2%の増加)、1~3月に限定すると、逆に死亡率は減少しているのです(約4%の減)。これを死亡者数に換算すると、約18000人の減となります。ただし、1~3月は新型コロナの第3波が来ていましたから、新型コロナによる死亡者増は約10000人で、差し引き8000人ほど、この1~3月は例年に比べて死亡者数が減っていたのです。(これは言い換えると、新型コロナは、既に第3波の段階で季節性インフルエンザより被害の少ない「ただの風邪」になっていたということを意味します)。ちなみに新型コロナの死者数という政府統計があり、厚生労働省が「死後にPCR検査をして陽性だったらコロナ死と報告せよ」という通達が出ているので、交通事故で死んでも陽性になったらコロナ死者としてカウントされているのだからこの政府公表のコロナ死は過大評価になっている、という意見をよく見かけますが、上の「新型コロナ第3波による超過死亡は10000人」という数字を見ると、逆に政府公表死者数は過小評価になっていることになります。しかし私見では、これは矛盾でも何でもなく、コロナ死者には直接死間接死があり、前者は過大評価されているかもしれないが、後者は政府発表のコロナ死にはカウントされていません。では間接死とは何かというと、例えばコロナが原因で重篤化してから死ぬ場合というのは、感染初期に免疫が発動してウイルスは免疫のおかげですべて退治されたのに、ウイルスとの戦いで組織が破壊されて死亡する、というケースが多い。この場合、PCR検査の結果は当然陰性となり、その破壊された組織の臓器不全が死因と診断されることになります。要は、このような新型コロナによる間接死亡が非常に大きかったのだ、ということになります。つまり、人口動態統計による超過死亡が政府発表のコロナ死者を上回った分がすべてワ〇チ〇死だ、という推論は、このコロナによる間接死亡を考慮に入れていないので不正確だ、ということになります。
 さて、2022年の話に戻ると、2~3月や8月の超過死亡には、これらの時期が丁度新型コロナの第6波と第7波のピークに対応しているので、これらの超過死亡の中に新型コロナによる間接死亡が一定数含まれていることは間違いありません。
 更に2022年の2~3月の超過死亡については、上で述べた季節性インフルエンザの問題を考慮しないといけません。というのは、2021年と、2022年が共に季節性インフルエンザの流行がゼロになっているからです。つまり、2021年の超過死亡については、前年と比べて季節性インフルで死亡する人が減った分だけ死亡数が減っていたのに対し、2022年の超過死亡については、前年も当年も季節性インフルの死亡が共にゼロなので、季節性インフルに関係する死亡者数の減少が存在しないわけです。つまり、その分だけ、2021年の1~3月の超過死亡よりも2022年の1~3月の超過死亡の方が嵩上げされている(上の計算によれば18000人分も嵩上げされていることになる)ことに注意しなければなりません。
 そういうわけで、超過死亡とワ〇チ〇の関係性を調べるのは簡単なことではないんです。というわけで、この8月の統計が出たという話がきっかけにもなったので、この超過死亡に関する私の分析結果をそろそろシリーズものとして解説を始めたいと思いますので、よろしくお願いします。

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