「極右」ケッコー [参政党]
今朝の山形新聞、共同通信配信記事。日経には昨日掲載され、2段扱いで物足りなく思っていたところだった。「極右モード、陰謀論懸念」の中見出しはともかく、内容はまっとう。《若年層への浸透が目立つ。参院選当日の共同通信社の出口調査によると、18、19歳のうち6・8%が参政党に投票。支持政党の問いに既存政党以外の「その他」を選んだ人は、74・1%が参政党に投票した。岸田内閣を「支持しない」と答えた人のうち、20代以下の男性では13・4%が参政党に投票しており、国民民主、立憲民主、日本維新の会の各党を上回った。・・・今回の投票率は過去4番目に低い52・05%で、2人に1人が棄権しているのが実態。与野党の手が届かないこの層に、参政党は視線を向ける。》として、最後を《SNSを駆使して新たな票田を掘り起こし、勢力を拡大する展開も予想される。》と締める。
ご丁寧に「極右」の語句説明がついて、《極端な右翼思想。またはその思想を信奉する人。・・・戦前日本の軍国主義やドイツのナチズムは、これに当たると理解される。》という。
思えば私も「極右」と言われ続けてきた。長男が小学校の時、PTAの広報委員をやっていて、《天皇をいただく日本のありがたさを思わずにはいられませんでした。》と書いたのがまずいと、校長に呼び出されたことがあった。日教組への配慮だった。平成9年のことだ。その後、従軍慰安婦問題を取り上げたときも極右扱いだった。世の中がだんだんこっちに近づいてくるのを体験してきた。→「「自衛隊アレルギー」と「天皇アレルギー」の解消→日本人の共通意思形成」https://oshosina.blog.ss-blog.jp/2017-05-19
◎田中宇氏の最新記事「ロシア敵視が欧米日経済を自滅させ大不況に」(会員版)より。
《欧日など米国側の諸国は、ロシア以外の諸国から買う石油ガスを増やせなくなっている。欧日の経済は自滅を免れない。米国(隠れ多極派が牛耳る諜報界)は、欧日を自滅に追い込み、いずれ欧日が対米従属をやめて米覇権の維持に協力しなくなるよう仕向けている。日本はこれまで、対米従属を続けつつ中露とも目立たないように仲良くする影の権力者だった安倍晋三の「米中両属策」を採っていたが、安倍は7月8日に殺されしまった。安倍殺害の黒幕と推察される米諜報界は、巧みな米中両属策を実現していた安倍を殺し、その後の日本に「中露を敵視しろ」と強く加圧することで、日本がやむを得ず対米従属の維持のためにロシアや中国への敵視を強めるように仕向け、ロシアからの石油ガス輸出の停止や、中国との経済関係の断絶によって日本を経済的な自滅に直面させるだろう。》 《 とはいえ私の見立てでは、安倍を殺した米諜報界多極派の目的は日本の自滅でない。日本に自滅的な中露敵視をやらせ続けると、日本の上層部はこのまま自滅を加速していくか、それとも対米従属をやめて中露と和解するかの二者択一を迫られる。以前なら安倍晋三の米中両属策があって二者択一が避けられていたが、もう安倍はおらず、今後の米国は日本に二者択一を迫る傾向を増していく。日本が対米従属を選び取っている限り、経済の自滅が加速していく(これは欧州と同じだ)。日本も欧州も、いずれ対米従属の愚鈍さを痛感し、米国の言うことを聞かなくなって中露と和解し、経済を立て直す。安倍を殺した米諜報界多極派の目的は、日本に対米自立を選び取らせ、米国覇権を支えていた日欧同盟諸国を離反させて米国覇権を壊していくことだと考えられる(彼らの目標が多極化であることは2003年のイラク戦争から変わっていない)。5年ぐらい経つと、新たな流れが具現化するのでないか。とりあえず今後1-2年は、日欧ともに自滅が加速する。》
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