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6月議会一般質問通告 [緊急事態条項]

6月議会一般質問通告締め切りが今日の正午。最初の「二度と戦争への道を歩まないために」の質問が、《一般質問の範囲/一般質問とは、議員がその属する地方公共団体の行政全般にわたり、執行機関に対し、事務の執行の状況及び将来に対する方針等について所信を質し、あるいは報告、説明を求め又は疑問を質すことです。『地方議会運営辞典』から外れるとのことで削らざるを得ませんでした。3月議会で、私以外の全員の賛成で「ロシアによるウクライナ侵略に断固抗議する決議」を採択したこともふまえ、参院選を前に、いま最も重要な問題と思え、意気込んで考えたのでしたがやむを得ません。以下、削除分をそのままにした通告書です。

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1、二度と戦争への道を歩まないために(削除)
 コロナ騒ぎでのマスク着用、ワクチン接種の同調圧力に80年前の戦争時代を思っていたら、こんどはウクライナ問題で戦争状態が現実の問題として降りかかってきた。今回の参院選の結果次第では、しばらく国政選挙のない「黄金の3年間」、憲法改正も思うままになるとも言われる。今ほど議論が必要な時はない。山形選挙区も与野党一騎打ちになったことを喜びたい。3期目を何事もなく迎えようとしている市長のお考えをお聞きしたい。
(1)憲法改正について
 占領下に制定された現行憲法を、本来日本人の共通意思に基づいた憲法に変えねばならないというのは、かねてからの私自身の強い思いだ。しかし今の改憲への動きには疑問を感じざるを得ない。
① 永久的な戦争の放棄、それゆえ戦力は持たず、他国との交戦権も認めないとする第9条をどう考えるか。
② 軍備費増強についてどう考えるか。
③ 「緊急事態条項」の追加についてどう考えるか。
(2)対中国について
 ウクライナ問題をきっかけに「台湾有事」がしきりに語られるようになった。背景には根強い「反中感情」がある。日本が戦争への道を進むとすればその方向だ。いま中国をどう考えるかの問題は極めて重要である。
① クリントン政権時の高官ジョセフ・ナイによる「対日超党派報告書」があらためて注目されている。上下院議員に示された対日戦略の考え方で、台湾有事を利用して日本を戦争に引きずり込み、そのことで米国が利益を得るというレポートだ。今回のバイデン大統領の訪日もその方向で理解できる。日本人の「対中意識」を考える上で重要な問題だと思うがどうか。)


2、宮内公民館改築について
 宮内公民館改築については、現公民館の場所に新築か、蔵楽の改装かと思っていたところに、蔵楽の敷地内に「地域交流センター」として新たに建設するということで、おおいに期待が集まっている。かねてより、地元での議論も進んでいる。本来なら市と地元との活発な意見交換があってしかるべきところ、コロナ禍で思うに任せない現状だ。今後どう進めてゆくかについてお聞きしたい。
(1) 「宮内から市民の新しい拠点をつくろう会」の動きについて、どう把握しているか。
(2) 「地域交流センター」の名称が示す通り、より多くの人が寄って来たくなる施設を目指すべきであるし、それが地元での強い意向でもあるが、そのためにどんな手立てを講じようとしているか。
(3) 地元との意見交換の今後の日程は。


3、NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」に関連して
 久しぶりに本気で観る大河ドラマになっている。実はこのドラマの登場人物、二重に三重に南陽市と関わりが深い。
 宮町佐野家に伝わる文書(蓮蔵院由緒手控)や小松の「南善院由緒書」には、北条時政の妾腹(沼田氏)の子北条相模坊臨空が、この地三十三ヵ村を四百人からの羽黒修験者の大先達として仕切るようになっていつしか時政の子であることが知られ、だれからともなくこの地を「北条郷」とよぶようになったと記されている。つまり、政子、義時の腹違いの兄弟がこの地に来たことが「北条郷」の名の由来。そもそも北条相模坊、血で血を洗う抗争を嫌って羽黒修験の道を選んだという。その思い、今の大河ドラマを見てあらためて納得。
 13人のひとり大江広元の次男がこの地を所領とした大江(長井)時広。兄大江親広が承久の乱で失脚すると大江氏の惣領となり幕府中枢で活躍。出羽国置賜郡長井荘を所領とし、長井氏の祖となる。時広は置賜には入らなかったが、その広元の孫泰秀は、度重なる炎上に窮した熊野大社の再興に功あった。熊野大社のお文殊さま(菅原神社)の背面に融通神社がありそこに祀られている。
 さらに広元の長男親広は寒河江荘へ。妻は義時の娘。最上義光に滅ぼされるまで400年続く。滅ぼされた一統のある者は置賜に逃れて寒河江の姓を名乗る。その流れは、粡町に今も続く。
(1)「大河ドラマ」が盛り上がるこの機会、関連する地元の歴史を市民に知ってもらう手立てはないか。
(2)こうした地元の歴史を知る上でいい機会になっているのが「南陽市民大学講座」。来年度から県の補助打ち切りとも聞く。市として今後どう考えるか。

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