一般質問報告(3)人口削減計画② 再質問 [議会]
「人口削減問題」、どんな答弁が返ってくるか全く予想がつかない。行き当たりばったりでゆくしかないわけで、肩透かしともいえる市長答弁に対して自分自身どんな言葉で語ったか、おそるおそる再質問を聴いてみた。案の定、議場でのやり取りとしてはひどいといえばひどいが、伝えた思いは間違いないところなので、そこを汲み取りつつ文字にしてみました。
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〈私〉「人口削減計画」があるなんてだれも思いたくない。しかし、コロナ騒ぎ、ワクチン接種といった流れを考えると、どうしてもその問題にゆきつく。人類全体として考えた時に、今のペースで人口が増えてゆけば人類が立ち行かない。日本の場合は、人口減少をどうやって食い止めるかが問題だが、世界全体としてどう考えればいいのかわからなくなる。仮にそういう計画があるとしたらどう考えればいいのか。SDGsに一生懸命な市長がどう考えられるかをお聞きしたかった。非常に大変な質問で、言葉尻をつかまえるようなことはしませんので、ほんとうのところ、どう考えればいいか語っていただきたい。
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〈市長〉先ほどは、まずあるかないかを確認することが重要と申し上げたのは、やはり神聖な市議会の議場において、あるかないかはっきりしないことについて、どちらと仮定して話すのも不適切であるとの考えに基づくものです。報道機関の報道を鵜呑みにすべきではないというのは私も全く同感です。一方で、ネットの話はもっと鵜呑みにしてはならないと私は思っています。ネットの情報というのは、報道機関よりも相当玉石混交であると思っていますので、それが事実であるのか、そうでないのかはよくよく確認しなければいけないということで、この人口削減計画があるかないかは仮の話なので、やはりお答えすることはできません。が、人口爆発が地球環境に与える影響というのは、人口削減計画があろうがなかろうが、現実化してまいります。その時に、地球をひとつの生命体、ガイア説もあるわけですが、と考えるとして、増えすぎた地球上の特定の生物について自然の意志として減らそうというふうに考えることはあるかもしれないなあというのは、私は学生時代、SFを好んで読んでいた世代ですので、そう感じるところでもあります。また日本が、人口減少、少子高齢化で、世界に先駆けて苦しんでいるというのは、これもまた、そうした自然の意志かもしれないということを、市長としてではなく、行政の立場でもなく、個人的に感じたことはございます。
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〈私〉市長の本心をお聞きしました。私も「なにもかも神ながら、賢(さか)しらな人間の知恵がかえって世の中を悪くする」というのが基本感覚ですので、通じるところを感じました。ただ、今回のロシア・ウクライナの問題を見るにつけても、グローバリゼーションにつけても、人間の本性に逆らった形で、世の中全体が動いているんではないか。人間本然、本来の感覚に戻る必要があるんではないか。その辺のせめぎ合いが今回のロシア・ウクライナの対立に出ているんではないかというのが、ここ数日の間にたどりついた結論だったんです。「人口削減計画」という人間の賢しらな知恵でどうこうできるもんだという、そういう風な世の中全体の流れに、逆らえるものなら逆らっていくべきではないかという感覚がありますので、その感覚と共通なところを市長の感覚の中にも感じ取ることができてよかったと思っています。(つづく)
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