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ロシアをどう見るか [ロシア]

馬渕睦夫noteのコヒ?ー.jpg馬渕睦夫元駐ウクライナ大使の解説を見た。→https://youtu.be/0r3809RLpls《我々は一方的すぎる間違ったマスメディアや政府の管理された情報に支配され ロシアは悪者だ[exclamation]プーチンは悪者だ[exclamation]と決めつけているがこの動画をみたら、なぜ今ロシアがウクライナを侵攻したのか、その経緯をよく理解出来るだろう…》

この中で、東欧を支配する者はハートランドを制し、ハートランドを支配する者は世界島(ユーラシア大陸)を制し、世界島(ユーラシア大陸)を支配する者は世界を制する」という、地政学的視点への着目が語られた。田中宇氏の会員版最新記事「ロシアは意外と負けてない 」によれば、《従来のように世界中が米覇権体制で覆われている限り、ロシアは米欧からいじめられ続ける(ロシア敵視はもともと英国の地政学的な世界戦略であり、米国は戦後、英国に隠然と牛耳られる中で冷戦などロシア敵視をやらされてきた)。》

ということは、マドモアゼル・愛さんが昨日語ったように「最終戦争」の局面に入って来ているのかもしれない。→「ウクライナ対ロシアという構図なの?」https://www.youtube.com/watch?v=QO9vWE1e-R0 ウクライナにロシアが攻めて来た、、、確かにその通りですが、では、ウクライナとロシアが戦争しているのでしょうか。 ロシアはウクライナと戦争するために侵攻しているという考えもありますが、ウクライナにいるある勢力をつぶすために来ているとも言えます。 そのためには、ロシアは何でもするかもしれない点がけっこう怖いわけですが、では、ロシアは何と戦っているのか、、については、メディアは一切伝えません。メディア自体がその一部なので、当然と言えば当然です。》愛さんは、「プーチンのロシアは本気で戦争屋(DS)壊滅のための戦争に挑んでいるのかもしれない」と言う。それを裏付けるような田中氏による経済・金融面でのロシアの覚悟の度合い。

世界経済フォーラム(WEF)、ウェブサイトからプーチンが削除されたという。http://www.asyura2.com/21/iryo8/msg/643.html? このことを受けてIn Deep氏《コロナ計画やワクチンキャンペーン計画で、反対者たちにメディアを通して使い続けていた手法、すなわち、「その人物の人格と、過去の歴史そのものを歪曲・否定する」という世界経済フォーラムの常套手段が、この数日使われだしたことなどから、「プーチン vs 世界経済フォーラム」が起きているのかもしれません。そうだとすると、どちらも折れることがないわけで、仮にプーチン氏が「地球と心中する」という覚悟があるなら、戦争が世界規模に発展する可能性もあるのかもしれません。終末的な戦争になることもないではないのかもしれません。

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田中宇「ロシアは意外と負けてない 」(抄) 

《米欧が、ウクライナに侵攻したロシアに対して強烈な経済制裁をやっている。米欧は、国際的な銀行間の送金に必要な情報システムとして最も使われてきたSWIFTからロシアの多くの銀行を除名することにした(欧州がロシアから輸入する天然ガスの代金決済を担当するロシア側の銀行などは除名しない)。米欧の中央銀行は、ロシアの中央銀行と関係を断絶し、露中銀が決済用に米欧中銀に保有していた口座を凍結した。ロシアの銀行は米欧で活動できなくなり、ロシアの航空会社の飛行機は米欧で飛べなくなった。ロシアのスポーツ選手は米欧系の大会に出られなくなった。ロシアは米欧中心の「国際社会」から締め出された。》

間もなくロシアの債券がデフォルト(元利の不払い)するが、それはロシア政府が米欧に対する報復として、外国人が保有するロシア債券(ルーブル建て)の売却や元利受け取りを禁じたからだ。ロシアはデフォルトしたくてする。ロシア政府は今回、国際社会からの追放を積極的に受けて立っている。なぜか。それは、ロシアが、米欧中心の国際社会つまり米国覇権下から追放されることで、中国など非米諸国とともに、米国覇権体制の外側に、もう一つの国際社会のシステムを作る動きを誘発する》

多極化は、これまで世界を単一的に覆ってきた米国(米英)覇権の解体なので、米中枢で覇権の永続を望む勢力(DS・米諜報界の主流派、英傀儡)は多極化を望まず、中露を敵視しすぎることやSWIFTから外すことに消極的だった。しかし、もともと多極型の世界秩序を望んでいたのは英国に牛耳られる前の米上層部(P5体制の国連を作ったロックフェラーとか)であり、彼らの一派は未必の故意的な覇権戦略の失敗によってこっそり多極化を誘発する隠れ多極主義者として残り、彼らが中露を焚き付けて非米諸国の結束を作り出してきた。多極派は過激で稚拙な中露敵視策を米国にとらせ、プーチンをウクライナ侵攻へと誘導し、米欧には前代未聞の大々的なロシア制裁を発動させ、ロシアがこれから世界分割を挙行していく今の状況を作った。・・・米中枢の多極派がプーチンと密通し、習近平を巻き込んで今回の多極化を推進している

ロシアは孤立するどころか逆に、サウジやイランや中国などと組み、米欧が買う石油ガスの価格をつり上げてインフレを加速させ、ドル崩壊や米欧の経済窮乏、政権転覆・トランプ再登板などを引き起こしていく。》

欧米マスコミは、ロシア軍がキエフなどで市街地を猛攻撃しているとか、露軍はキエフなどを猛攻撃しているのに陥落させられず失敗している、といった報道をしているが、これらは意図的な間違いだ。露軍はキエフなどを包囲し始めているが、大規模な攻撃をしていない。住民を「人間の盾」にしつつ市街地に立てこもった極右の民兵団が撃ってくるが、露軍は最小限の反撃しかしていない。露軍は、ゼレンスキーとの交渉が進むのを待っている。交渉が進まない場合は猛攻撃する、避難路を作ったから市民は逃げろ、という脅しは発している。露軍侵攻後のウクライナ戦争で死んだ人は、双方の軍人と民間人を合わせて、まだ100人単位のようだ。死者の少なさは、露軍の軍事作戦が今のところ成功していることを示している。ロシアは、経済的にも軍事的にも、意外に負けていない。


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「世界経済フォーラム」が目指していることは何か世界経済フォーラムの「若き世界指導者たち」In Deepより)

当初からの目的は、「公的部門と民間部門の交差点の問題に焦点を当て、未来志向のグローバルアジェンダを特定し、前進させること」だった。官民のパートナーシップは、世界経済フォーラムの哲学の基礎の 1つだ。つまり、より「効果的な」方法でグローバルな問題を解決することを目的とした国営企業と大企業の合併だ(コーポラティズムとも呼ばれる)。リーダーたちの選択は、この願望を明確に反映している。

若き世界指導者グループは当初、21世紀の主要な課題を特定するように指示されていた。これらには、平和、環境、教育、技術、健康が含まれていた。これらの次期指導者たちが新世紀に政治的、経済的、文化的に活用できる分野となる。

2000年のグローバル・リーダーズ・オブ・トゥモローのパートナーは、コカコーラ・カンパニー、アーンストア&ヤング、フォルクスワーゲン、BPアモコなどの大規模なグローバル企業だった。グローバル・リーダーズ・オブ・トゥモローの名称が「若き世界指導者たち」と 2004年に変わって以来 、ビル&メリンダゲイツ財団、Google などのパートナー、および JPモルガンチェイスもスポンサーとして参加している。

官民パートナーシップとこれらの対象分野の両方の最終的な結果は、個人がこれらの強力な利益に従属するようになった、主にファシストの社会契約の作成だ。

より良い世界を作るという高貴な目標も誘致された。これは、WEFと国連の間のパートナーシップ、および第4次産業革命の技術の適用によるグローバルな目標(アジェンダ2030)の実施の文脈で特に明白だ。

これは、20世紀の民主主義の原則と権力の分割が完全に損なわれ、代わりに、彼ら自身の利益に基づき、私たちの共通の未来を形作る新しいグローバルクラスに取って代わられたことを意味する。

これにより、政府と国際機関の両方が事実上民営化され、ロビイストはもはやロビーに留まらず、権力の座に移り、私たちの生活に直接影響を与える政策を形成した。これは、2020年3月にパンデミックが宣言されて以来、特に明白になった。


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めい

馬渕睦夫氏が語るウクライナ問題。長いですが読む価値あり。明快です。
https://www.dreamlifecatcher.com/2022/02/21/ukraine-neocon/


by めい (2022-03-04 14:16) 

めい

ウクライナ・オデッサの悲劇
https://www.youtube.com/watch?v=1EZay_KOxJE

by めい (2022-03-05 05:13) 

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