粡町商店街チラシ問題(1) [議会]
令和4年1月24日
山形県知事
吉村美栄子様
南陽市宮内 粡町商店街
会長 ●●●●
知事におかれましては、県民福祉の向上に向けてのご尽力に対し、衷心より感謝申し上げます。
さて、当商店街では山形県と南陽市による「コロナ対応商店街販売促進緊急支援事業」補助金として20万円の交付決定を受け、昨年12月10日より今年1月16日まで、「“光輝くまち 粡町通りで幸せ気分”大売出し」事業を実施したところであります。
しかるに、事業終了後の1月18日、南陽市の担当課より、「2回目のチラシの一部に事業の趣旨にそぐわない点があったため、県の意向も受け、2回目のチラシ分の補助金は支払えない」旨の口頭による通告を受ける事態になりました。
つきましては、下記について疑問に思い、知事としてのご見解をお聞かせいただきたくお願い申し上げます。
記
1. チラシ本体(オモテ)は、全く当該事業内容に適っており、ウラ面の一会員の広告が「事業の趣旨に反する」と問題視することの是非についてのご見解をお聞かせください。(事業の当初案として、今回の大売り出しを「免疫力アップでコロナ禍を乗り切ろう」の趣旨で実施予定でしたが、市担当課と協議の中で県の意向を忖度し、事業内容を変えた経緯があります。)
2. 問題視された広告「よく考えて!! 子どもへのワクチン接種」、さらにQRコードのリンク先記事「「コロナはすでに終わっている 」(田中宇)」の内容が、「新しい生活様式を踏まえ、各種ガイドラインを遵守し、感染拡大防止に取り組んでいることを、当事業を通じ、合わせて広報することで、コロナ禍による外出自粛ムードを打開し、安全安心な商店街をPRしていきます。」との事業趣旨に照らしてどのように問題になるのかお聞かせください。
3. 新型コロナ騒ぎが起こって2年、その対応策としてワクチン接種が行われるようになってまもなく1年、事態は常に流動する中、それぞれの立場での暗中模索がつづいています。新型コロナ感染症をどう見るか、ワクチン接種をどう考えるか等々、見解の相違が出てくるのは当然です。そうした中、「県の見解と違う」「国の方針と違う」として、一方的判断で封じ込める形になることは、決して民主主義社会のあり方として望ましいことではありません。最大限「言論の自由」は認められるべきです。意見を自由に出し合ってこそ、ほんとうに望ましい解決策も得られると考えますがいかがでしょうか。
以上3点、よろしくお答えいただきたくお願い申し上げます。
なお、今後の対応について協議すべく、粡町商店街総会を1月29日(土)午後6時30分より開催する予定でおりますので、それまでにご回答いただければ幸甚です。よろしくお願い申し上げます。
以上
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