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粡町商店街チラシ問題(1) [議会]

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昨日の全員協議会、粡町商店街発行のチラシをめぐって、2時間にわたる議論を展開していただきました(私は後半退席)。1月18日に問題表面化以来、その都度ここで報告することも考えたのですが、いたずらに騒ぎ立てるようになるのもわれわれ商店街の趣旨にそぐわないような気がしてじっとしていたら、一昨日思いがけなく議長来訪、「明日(21日)の全員協議会で一時退席してもらうことになるかもしれないので、あらかじめ了承を」と言われ、燻っていた思いに火が点けられたような気がしてその日を迎えました。

これまでの経緯を記します。

粡町商店街では山形県と南陽市による「コロナ対応商店街販売促進緊急支援事業」補助金として20万円の交付決定を受け、昨年12月10日より今年1月16日まで「“光輝くまち 粡町通りで幸せ気分”大売出し」事業を実施しました。→「イルミネーション点灯祭りhttps://oshosina2.blog.ss-blog.jp/2021-12-11

20万円の使途は広告宣伝費に限られます。A4両面フルカラーチラシを2回、南陽市内全戸に新聞折込(9750枚)しました。当初は「免疫力アップでコロナ禍を乗り切ろう!」をテーマにチラシを作ろうとしたのですが、それでは県の方が通らないという担当課の指導で、消毒とマスクの絵を入れることにしました。2回目のチラシ作成に向け「もしメッセージを付け加えたかったら申し出てください」と言ってあったので、高岡染店のスペースに「よく考えて!! 子どもへのワクチン接種」のメッセージにQRコードを付け加えて「「コロナはすでに終わっている 」(田中宇)https://oshosina2.blog.ss-blog.jp/2021-12-23」にリンクさせました。子どもへのワクチン接種を思いとどまらせるにはどうすればいいかについて、必死で考えているところでした。広告発注ぎりぎりの決断でした。年明けて1月3日の新聞とともに南陽市全域に届きました。

それがどれほどの効果があったのか、リンク先のアクセス数は確かに増えはしましたが、思ったほどではないというのが正直なところです。ただ、思いがけない波紋が広がっていたようです。事業終了後の1月18日、南陽市の担当課から商店街会長宅へ足を運んでいただき、「2回目のチラシの一部に事業の趣旨にそぐわない点があったため、県の意向も受け、2回目のチラシ分の補助金は支払えない」旨の通告を受けることになりました。その場では、商店街の総会を開いて報告した上であらためて返答することとし、総会に先立ち、吉村美栄子県知事宛に質問状を出しました。それに対しては「市の意向を受けての通告なので県の方では答えられない」との返事がありました。29日に開かれた総会では、「言論の自由」を盾に戦うという可能性についても語られたのですが、あまり荒立てたくはないというのが、私も含め多くの思いで、会計的には厳しいが通告は受け入れることにしました。その後それに沿った実績報告書を作成し、昨日10万円の補助額決定通知が届いたところです。そういった中での昨日の全員協議会でした。(つづく)

*   *   *   *   *

令和4124

 

山形県知事

吉村美栄子様

南陽市宮内 粡町商店街

会長 ●●●●

 

 知事におかれましては、県民福祉の向上に向けてのご尽力に対し、衷心より感謝申し上げます。

 さて、当商店街では山形県と南陽市による「コロナ対応商店街販売促進緊急支援事業」補助金として20万円の交付決定を受け、昨年1210日より今年116日まで、「“光輝くまち 粡町通りで幸せ気分”大売出し」事業を実施したところであります。

 しかるに、事業終了後の118日、南陽市の担当課より、「2回目のチラシの一部に事業の趣旨にそぐわない点があったため、県の意向も受け、2回目のチラシ分の補助金は支払えない」旨の口頭による通告を受ける事態になりました。

 つきましては、下記について疑問に思い、知事としてのご見解をお聞かせいただきたくお願い申し上げます。

 

 

. チラシ本体(オモテ)は、全く当該事業内容に適っており、ウラ面の一会員の広告が「事業の趣旨に反する」と問題視することの是非についてのご見解をお聞かせください。(事業の当初案として、今回の大売り出しを「免疫力アップでコロナ禍を乗り切ろう」の趣旨で実施予定でしたが、市担当課と協議の中で県の意向を忖度し、事業内容を変えた経緯があります。)

 

. 問題視された広告「よく考えて!! 子どもへのワクチン接種」、さらにQRコードのリンク先記事「「コロナはすでに終わっている 」(田中宇)」の内容が、「新しい生活様式を踏まえ、各種ガイドラインを遵守し、感染拡大防止に取り組んでいることを、当事業を通じ、合わせて広報することで、コロナ禍による外出自粛ムードを打開し、安全安心な商店街をPRしていきます。」との事業趣旨に照らしてどのように問題になるのかお聞かせください。

 

. 新型コロナ騒ぎが起こって2年、その対応策としてワクチン接種が行われるようになってまもなく1年、事態は常に流動する中、それぞれの立場での暗中模索がつづいています。新型コロナ感染症をどう見るか、ワクチン接種をどう考えるか等々、見解の相違が出てくるのは当然です。そうした中、「県の見解と違う」「国の方針と違う」として、一方的判断で封じ込める形になることは、決して民主主義社会のあり方として望ましいことではありません。最大限「言論の自由」は認められるべきです。意見を自由に出し合ってこそ、ほんとうに望ましい解決策も得られると考えますがいかがでしょうか。

 

 以上3点、よろしくお答えいただきたくお願い申し上げます。

 

 なお、今後の対応について協議すべく、粡町商店街総会を129日(土)午後630分より開催する予定でおりますので、それまでにご回答いただければ幸甚です。よろしくお願い申し上げます。

 

以上

 

 

 

 

 


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