名詩誕生!「覚悟」(遠藤敦子) [メモ]
昨日(17日)の山形新聞「ふるさとを詠うー山形の現代詩」。南陽の遠藤敦子さん(遅筆堂文庫副館長)が、雪国に住む人の心を見事に代弁してくれました。
・
* * * * *
・
覚悟
遠藤敦子
・
真っ白なクラフト紙で
作ったような街なみが
静かにひっそりと
地下から湧き上がってくる
昨夜までのざわついた景色が
舞台の迫(せ)りのように入れ替わり
一転 モノクロームの静寂を広げていく
・
覚悟はできている
冷たく長い時を連れてくることも
喘ぐ声を
風雪が容赦なく塞いでしまうことも
全てを受け入れて
ここにいるのだ
・
もちろん ときには
そんな街を
ぺしゃんとつぶして
峠を駆け上りたくなるときもあった
しかし
無数の針で肌を突き刺すような
空っ風より
外套に重く伸し掛かる
湿った風のほうが
・・・嘘は無い
・
クラフト紙の街並みは
もはや
堅固な覚悟で
ぴくりとも動かない
・
* * * * *
1月15日の朝
1月22日
1月23日 屋根の上から
1月26日 新しいロータリー車です
2月8日
2月14日 だいぶ消えたのですが
今朝(2月18日)また積もりました
除雪予算 当初 1億9000万円 補正 5000万円+5000万円+2000万円 現在計 3億1000万円
コメント 0