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ハイジアパーク→四季南陽「南陽を世界ブランドにする」!(5) [地方再生]

④南陽のまち全体が「観られる」ことを意識せざるをえなくなる

デザインカフェホテル.jpg奥山氏は、「立地、環境ともにすばらしいこの施設を、地域の皆様と一緒に地域全体の中核施設としてゆきたい」として、4つの「再生事業の目的」をあげる。まず第一が「地域の事業をつなぐ中核」で、《地域と連携しながら既存の飲食店、地元産業や娯楽施設ともより連携を深め、地域全体を盛り上げていきます。》という。そして第二が「新規顧客獲得」で《今までの温泉客、観光客だけではない、情報に敏感で自ら情報発信していくような、新しい顧客を目指します。》さらに三番目に「雇用の創出」をあげ、《宿泊施設としての再生とアクテビティー(体験性)など新たなサービスによる雇用の創出、さらに地域全体の経済の活性化、新規事業の創業を促します。》そして最後が「税収の向上」で、《施設の負担軽減と共に、新規事業による雇用や、経済効果により、市の財政にも貢献します。》となる。

ここでターゲットとなる客層について、これまで日光、那須、箱根に流れた客を山形に呼び込むという。全30室の宿泊室。全室に温泉を供給し、デザインにこだわる「デザインホテル」となる。デザインホテルは、デザイナーズホテルとも言われ、ホテルの建築デザインやインテリアデザインが著しく優れているホテルを指し、世界的潮流になっているらしい。奥山氏ならではのデザイン構想に期待がわく。(写真は KEN OKUYAMA DESIGN)

これらのことから思ったのが、「四季南陽」を訪れたお客さんが宮内や赤湯の街にも繰り出すに違いない、とすると、南陽のまち全体が「観られる」ことを意識せざるをえなくなるのではないか、ということ。これは大変なことになったと思う反面、これが奥山氏による「四季南陽」構想が南陽市民にもたらしてくれるいちばんの効果なのではないか。そこに南陽市、南陽市民がどれだけ応えうるかが問われている、そう思うと思わず身震いする。それに応えることで、南陽全体が「世界基準」の町になり、そうしてはじめて「南陽が世界ブランドになる」!

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