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医療従事者対象ワクチン接種副反応調査結果(山形大) [コロナ危機]

湯の町ひそやか.jpg温泉街でクラスター発生ということで大騒ぎ(大静まり)の南陽市。身近なところでも陽性者が出ている。無料のPCR検査の予約申し込みも始まっている。新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を使っての実施で、補正予算2,600万円専決処分の報告があった。21日の全員協議会で、「無料検査の実施で、かりに多くの陽性判断が出ても、陽性者=発症者 ではないのだから、過大な数字だけが一人歩きして市民に無用な混乱を引き起こさないように配慮してほしい」と要望しておいた。

そんな中、「山形大学医学部附属病院新型コロナウイルスワクチン接種後副反応調査結果」が発表された。医療従事者対象の調査結果だけに信頼性は高い。《重大な事例はありませんでした。》というものの、9割以上が接種部の痛みがあり、「発熱」4割超、「疲労」8割。日常生活に異常をきたす例もあったという。「インフルエンザワクチンとは違い副反応の出現頻度も高いが、ある程度症状が出るという心構えをもって受けてほしい。」と調査報告者は語っている。ちなみに、厚労省の審査会に医療機関又は製造販売業者から令和3年5月7日までに死亡として報告された事例は39 件。https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_18527.html

娘の身近なところからの話で、その人の娘さんの40代の上司がワクチン接種2日後に亡くなったという。私の知る人でワクチン接種後の発熱が下がらずそのまま亡くなられている例もある。39件の報告例というのは氷山の一角なのではないか。そこまでのリスクにもかかわらず、なぜワクチン接種に狂奔するのか。仮に感染しても重症化しないような免疫力を備えることこそが重要なのだ。その方向での「新しい生活様式」こそおおいに推進されるべきだろう。

以下は山形大の調査発表内容全文。

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県民の皆様へ

 この度、山形大学医学部附属病院新型コロナウイルスワクチン接種後副反応調査結果がまとまりましたので、以下の通り公表させていただきます。

山形大学医学部長    上野義之

山形大学医学部附属病院 佐藤慎哉

1.発表者

山形大学医学部附属病院副院長(感染制御担当)欠畑誠治
山形大学医学部附属病院 検査部長、感染制御部長 森兼啓太
山形大学医学部附属病院 第一内科 講師 井上純人

2.調査概要

2021年3月8日から4月9日にかけて、医療従事者への先行接種として新型コロナウイルスワクチンを当院職員、医学部学生(1回目1861名、2回目1850名)に対して行いました。
接種者へ副反応についてのアンケート調査を行い、結果を集計いたしました。(1回目1247人、2回目974人)

3.調査結果

1回目の接種後に①接種部位の疼痛が91.5%、②接種部位の腫脹が9.7%、③発熱(37.5℃以上)が3.3%、④疲労・倦怠感が35.4%、⑤頭痛が19.7%、⑥悪寒(寒気)が6.3%、⑦嘔気・嘔吐が4.0%、⑧注射部位以外の筋肉痛が26.1%、⑨関節痛が6.3%にありました。多くは接種当日から翌日に発生し、1~2日間で軽快していました。症状に対しては経過観察で済んだ例が多いですが、一部内服などの治療を要したり、日常生活に支障をきたしたりする例もありました。
2回目の接種後は①91.6%、②18.1%、③43.4%、④80.7%、⑤55.1%、⑥51.5%、⑦10.6%、⑧37.7%、⑨37.1%といずれも1回目より頻度が高くなっていました。そして1回目と比較して、いずれも症状の持続期間が長く、症状の程度も重くなっていました。さらに1回目で症状が出現した人は、2回目に同様の症状が出現する頻度が非常に高くなることが示されました。
男女別に集計を行うと、女性に症状の発症頻度が高いことが示されました。
年齢別の集計を行うと、年齢が若い方に発症頻度が高いことが示されました。
食物や薬剤に対するアレルギー歴、喘息やアトピー性皮膚炎、アレルギー性鼻炎などのアレルギー疾患、アナフィラキシーの既往、以前にワクチン接種で副反応があった方について集計を行ったところ、これらがある方はない方と比べて症状の発生頻度が高い傾向は認めましたが、際立った差は認めませんでした。
ワクチン接種による重大な事例はありませんでした。
接種後に救急外来を受診した人は1回目、2回目とも2例ずつおりましたが、アナフィラキシーの発生はありませんでした。
接種直後から経過観察が終了して職場に戻るまでに、1回目で10.0%、2回目で9.0%に何らかの症状が出現していました。経過観察の会場ではほとんど訴えがなかったため、対応したケースは少なかったですが、この結果よりアナフィラキシーなどの重篤な有害事象を早くとらえるため、経過観察中に症状の有無などについて声掛けをしていくことは重要と考えられました。
現在追加されている結果について集計を続けております。

4.問い合わせ先

<調査に関すること>
山形大学医学部附属病院第一内科 講師 井上純人
TEL 023-628-5302
sinoue*med.id.yamagata-u.ac.jp(*を@に変えてください)
<報道に関すること>
山形大学医学部総務課庶務担当(秘書室)
TEL 023-628-5872
isohisyo*jm.kj.yamagata-u.ac.jp(*を@に変えてください)

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