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mespesadoさん講義(128)メディア・リテラシー [mespesado理論]

mespesadoさんのリンク記事→「自民総裁選、米中対立の隠れた焦点に? 「親中派」首相誕生を米国警戒「そうなったら日米同盟は終わり」 既に中国スパイの工作も」この次期首相選びの背後で、日本を含む世界では大変な事態が起きている。外事警察関係者は深刻な顔で打ち明ける。「米大統領選で、中国側がスパイや協力者を動員して『トランプ再選潰し』の工作を行っている。同じことが日本でも始まった。中国人スパイや日本人協力者(=政治家、官僚、マスコミ関係者)が、特定候補者を次期首相にするため、卑劣な工作を行っている。中国は必死だ」》

一方、「対中国」諸氏諸感。

《中国と、要らぬ対立は起こさないことだ。このことが、日本にとって一番、大事なことだ。》副島隆彦

《コロナを機に中国が経済力で米国に追いついて米中が対等な状態になり、米国が中国を敵視して世界が米中に分裂・デカップリングしていく中で、これまで米国側についてきた途上諸国が中国側に寝返る傾向が増していく。コロナはそれを加速する。中国は、他国のコロナ政策に介入しない。中国は、金儲けになる国際関係にしか敏感でないトランプは、中国を勝たせるために中国敵視やデカップリングをやっている。そんなはずはない、と思っている人は、今後の流れを読み間違える。》《トランプは、中国を潰すためでなく、中国の対米自立を成功させ(米国を自滅させ)るために中国敵視をやっている。これは、1945年に米国(国連P5を作ったロックフェラーとか)が作ろうとして英軍産に冷戦で阻止された多極型の世界体制を実現するための策略だ。この転換は、今後の均衡のとれた世界経済の長期的な発展のために必要なのだろう。半信半疑で良いから、時々このシナリオを思い出しつつ、これからの国際政治経済の展開を見ていくと良い。10年後に振り返ってみると、なぜか当たっているだろう。》(田中宇)
(深田萌絵氏は)反共色の濃いシリーズを連載中ですが、米中両国に対する、小生の基本的な見方は「(米中とも)同じ穴の狢」。》(132亀さん)ファーウエイの問題が日本でも持ち上がり、中国憎しの連中がワーワー言い始めた頃。自分もFacebookだったかのコメント欄に、それを言うならAppleもMicrosoftもGoogleも一緒でしょと書いた記憶が。》(133猿都瑠さん
単純に判断つかぬ米中対立を軸にした今後の世界展開。こうした中で「石破氏は増税派か、そうでないか」をテーマにmespesado流メディア・リテラシーの例を示してくれています。ロイター社が(例えば中共とかの工作で)さも石破氏が消費減税であるかのような印象操作をするために見出しをねつ造していたものの、菅さんが総理になりそうなことを見て作戦を変更し、例えば菅さんに媚中政策を採らせる作戦に変更した、その結果、石破は持ち上げる必要がなくなったのでそのまま真の発言を伝えることにした、というような舞台裏の事情まで読み取らねばなりません。
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807:mespesado :2020/09/04 (Fri) 08:13:59
菅官房長官、消費減税を否定 「社会保障に必要」
https://news.yahoo.co.jp/articles/2ceb9c28d7e04831c4dcec7debfabe965e02297a

 直接話法の部分は次のとおり↓

> 「消費税自体は社会保障のために必要なものだ」と強調した。
> 「税収増を幼児教育や大学の無償化などに充てている」と指摘した。

 石破さんの「消費税減税」記事と菅さんの「消費減税を否定」記事を比較し、更に安藤さんの石破さんが一番積極財政だという話などを総合的に勘案して、例の池戸万作さんは

池戸万作@mansaku_ikedo
> これで、どう考えても、菅より石破でしょう。反緊縮保守派も、石破さ
> んを応援しましょう。反緊縮を装った、緊縮ネオリベ派は菅さんを応援
> するので、騙されないで下さいね。

とツイートしているが、まああまりに表面的な論評で、現実は、政治家が発言しているとおりのことが実行されるという単純なものではない(これは、①政治家は観測気球や敵の妨害を防ぐために本当の想いを発言するとは限らないというマキャベリズムのケースと②威勢のいい正論を発言して本当にそうするつもりだけれど抵抗勢力の力を過小評価しているから予想外の抵抗に遭って結局実現できないケースの2とおりがある)ということを池戸さんはどこまでわかっててこんなツイートをしているのかよくわからないが、その一つ前のツイートがこれ↓

池戸万作@mansaku_ikedo
権力に遠い人ほど、消費税減税(廃止)と言い、権力に近付く人ほど、
> 消費税減税を否定する。そんな日本政治の構図。

↑こっちの方はまさに正論で、要は実際に政治権力を握って国政に対する責任が強まると、抵抗勢力に潰されないために迎合した発言をしなければならなくなり、権力掌握から遠い人ほど国民の支持を受けて選挙で当選しなければ始まらないので、国民受けすることを公言するようになる、という、考えて見れば、至極当たり前の「法則」を述べている。
 ただ、これは確かに「正論」ではあるのだが、考えてみれば、これは別に「日本政治」に限った話ではないので、これをわざわざ「日本」に特有だと言い切っているところで、池戸さんは実は政治のことがよくわかっていないのかな、とは思う(これに対して経済のことと選挙の予測については実によく分かっているので本人の名誉のためにここは注意しておきます)。
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 ところでこんな記事がある↓
自民総裁選、米中対立の隠れた焦点に?
「親中派」首相誕生を米国警戒「そうなったら日米同盟は終わり」
既に中国スパイの工作も
https://www.zakzak.co.jp/soc/news/200901/pol2009010001-n1.html

> 外事警察関係者は深刻な顔で打ち明ける。

>  「米大統領選で、中国側がスパイや協力者を動員して『トランプ再選
> 潰し』の工作を行っている。同じことが日本でも始まった。中国人スパ
> イや日本人協力者(=政治家、官僚、マスコミ関係者)が、特定候補者
> を次期首相にするため、卑劣な工作を行っている。中国は必死だ」

> 前出の米情報当局関係者から入手した、次の情報は深刻だ。

>  「新たな警告情報が出た。『中国が年内の台湾侵攻を画策している』
> 『日本で親中派の首相が誕生し、米大統領選で、トランプ氏(共和党)
> とジョー・バイデン前副大統領(民主党)が競り合い、全世界がそれに
> 目を奪われたときが危ない』『中国は、日米同盟が機能しない千載一遇
> のチャンスとみて、沖縄県・尖閣諸島への上陸や、電撃的な台湾侵攻を
> 仕掛ける計画を持っている』と」

 実際に、どういう工作を仕掛けようとしているのか?
 参考になるかどうかわからないけれど、某野党支持者のツイッターでこんなのがあった↓

のりぱぱ(新)国民民主@norinakama_papa
> 野党で纏まって岸田さんか石破さんに入れたら?

 その手があったかw。確かに自民党「総裁」は菅さんに決まりだろうけど、「内閣総理大臣」はまた別だもんね。まあ、真面目な話、そもそも全野党合わせても数が足りないし、それに野党にそこまでの「勇気」があるとは思えない。でも狡猾な中国のことだから、これに近い突拍子もない工作を考えている可能性は注意しておく必要があると思う。

808:mespesado :2020/09/04 (Fri) 08:29:47
>>806
> 要するに、株を始めた人が武漢ウイルスで増加している。

 長年の緊縮財政で貨幣が増えず、従って給与や自営業のの売上も増えないので将来が不安で株に一縷の望みを託したがる人が潜在的に多く、通常なら株は怖くて手を出せないが、コロナという乱高下を見て、おっ!これはもしかしたら自分も儲かるかもしれない、と錯覚する人が増えたわけですね。
 しかし緊縮財政がエスタブリッシュメント達の意図的な計画で、更にコロナ騒ぎもその一環だとすると、庶民がこういう発想で株に手を出すことも計算に入れている可能性もあり、彼らの計画には恐ろしいものを感じます。まあ、単なる妄想かもしれないですけど。

809:mespesado :2020/09/04 (Fri) 08:59:14
>>807
 菅さんが「本当は消費税を下げるつもりなのを今回はとぼけてるだけだろう」などと希望的観測をすると、期待を裏切られる。そういうレベルの発想では何も改善しない。それより三橋さんの最新エントリー↓
消費税減税の議論と特別会計
https://ameblo.jp/takaakimitsuhashi/entry-12622377267.html

> さて、いい感じに「消費税減税」が政治のテーマになってきました。

 そう。大切なのは、政治家の誰が消費税減税に積極的なのかを選ぶことではなく、このテーマが政治家の俎上に上ること自体が大切なんですよね。そしてその一挙一動をマスコミが報道せざるを得なくなり、国民の関心が高まることこそが。


810:mespesado :2020/09/04 (Fri) 18:14:36
 例のリフレ女子さんが次のようにツイート↓
> 石破氏「納税猶予や減免、現金給付などいろいろな方法があり、(消費
> 減税を)決め打ちはしていない」

> トーンダウンしすぎていてもはやウケる。政治はコメディでもなければ
> 投機の対象でもないんですが。
> こういう人が総理大臣候補足り得る日本の政界の人材不足感たるや。

 彼女が石破氏がトーンダウンしたと感想を述べた記事はこれ↓
税負担軽減、消費減税と決め打ちせず
納税猶予など別の方策も=自民・石破氏
https://jp.reuters.com/article/ishiba-presser-idJPKBN25V0LG

 そして記事中の「直接話法」部分は次のとおり↓
> 「納税猶予や減免、現金給付などいろいろな方法があり、(消費減税を)
> 決め打ちはしていない」

 今度のロイター記事は、見出しと直接話法の内容が合致してますね。
 これに対し、以前の石破氏の発言として私は2件の記事を取り上げました。それは次の2件です。ちなみに引用部分はそれぞれの記事の「直接話法」の部分です↓ 
>>766
消費税の期間限定引き下げも検討すべき=石破・自民元幹事長
https://jp.reuters.com/article/ishiba-interview-idJPKBN20Z0E2

> 「消費税率はしばらく10%の水準で止めざるを得ない」
> 「景気に応じた消費税率の機動的な変動の研究も必要だ」
> 「選挙で減税合戦に使われるのは望ましくない」
> 「ここまで(大盤振る舞いを)やってしまった以上は、いきなり緊縮財
> 政・増税、金利引き上げを行えば、経済は失速する。失速して墜落させ
> るわけにはいかない」

>>784
インタビュー:自民・石破氏、出馬明言せず 本格的な総裁選を
https://jp.reuters.com/article/shigeru-ishiba-interview-idJPKBN25R0XR

> 「コロナ禍の影響もあり景気は悪化、低所得層が拡大している。低所得
> 層の可処分所得を増やすため、消費税の役割をもう一度考えることが必
> 要」

 つまり、石破氏は、そもそも最初から消費税減税など主張していないことが直接話法の部分からわかります。つまり「石破氏」は今回の発言で全然トーンダウンなんかしていない。トーンダウンしたのはロイターの記者の「観測」の方です。これは、ロイター社が(例えば中共とかの工作で)さも石破氏が消費減税であるかのような印象操作をするために見出しをねつ造していたものの、菅さんが総理になりそうなことを見て作戦を変更し、例えば菅さんに媚中政策を採らせる作戦に変更した、その結果、石破は持ち上げる必要がなくなったのでそのまま真の発言を伝えることにした、というような舞台裏の事情が透けて見えます。
 最後にリフレ女子さんにお願いです。貴方は海外記事などを翻訳して紹介するなどツイッター界隈に非常に優れた貢献をしているのを私は高く買っていますが、報道記事の印象操作に惑わされてはいけないと思うので、そこは今後用心してほしいと思います。なにせ、貴方は影響力がそれなりに高くなってきているのですから。

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