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安倍総理辞任表明ニュース解説(4)石破総裁の可能性(田中宇) [現状把握]

田中宇の国際ニュース解説 会員版「★安倍辞任は日本転換の好機」のさわり、《これからトランプが無茶苦茶言ってくることが確実なここいらで、病気になったことにして辞めた方が良い。9月になると米選挙前でトランプが動き出すかもしれないので8月中が良い。安倍は、そう考えて辞任を決めたのでないか。安倍が指導者として日本の国益を重視するなら、自分の後任は、安倍路線のバランスで生きてきた人ではダメだと思うはずだ。この時点で菅や岸田は不適格だ。バランス感覚など無視して自民党内で村八分になる道をあえて歩んでいる石破にやらせてみる方が良い。安倍がすぐれた政治家なら、そう考えても不思議はない。昭和の悪ガキみたいな石破なら、米国の悪ガキであるトランプとも喧嘩できそうだ。》

米国から中国への覇権移動、(多極化主義の)トランプもその流れで日本を対米従属路線から離させようとしている。コロナ危機の発生により米国の衰退と中国の台頭が加速し、消費も軍事力も、近年中に米国と中国が肩を並べていく。国際政治経済の力学的に見て、対米従属は日本の国益に合わなくなっている。この現実は、軍産のプロパガンダによって見えにくくされている。安倍には現実が見えているはずだ(だからこそ安倍は、こっそり中国に擦り寄ってきた)。》もはや、表は対米従属・対中敵視策をとりつつ裏では対中接近というバランス戦略は通用しない。したがって、安倍路線継承総裁(首相)ではダメ。岸田は、麻生や菅のように安倍の「身内」でないが、前から安倍を支持してきた。安倍が後継者を岸田にしたいなら、そのように非公式にでも示唆するはずだ。だが安倍はそれもしない。安倍が後継者を全く指名したがらない理由は、安倍が後継者としてふさわしいと思っている人物が、安倍自身が嫌いだと思っている人だからでないか。次期首相の候補と言われている人々の中で、安倍が嫌いだ、ライバルだと思っている相手は、石破茂である。安倍が「日本のために次の首相を石破にするのが良い」と思っている場合、安倍は後継者を指名せず、自民党の決定に一任したいと言うはずだ。》

では、石破首相が実現したとして石破は自民党内で少数派なので当選時のトランプに似ているが、石破は自民党を「石破党」に変えられるのか??。米国には自分の頭で考えようとする人がある程度いるが、日本にはほとんどいないので、かなり難しいとは思う。小沢鳩山と同様、石破もほとんど理解されずに潰されそうだ。》おそらくそう。そこであらためて日本独自の路線を掲げた安倍総理再々登板。そんな道筋もあるのでは。”一寸先は闇”

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