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mespesadoさん講義(81)「国防」への覚醒こそ [mespesado理論]

《国防の危機は日本が好むと好まざるとにかかわらず、勝手にやってくる》《「国際社会の現実と、日本は向き合うべき」》

米中AI戦争の真実 あとがき2.jpg米中AI戦争の真実 あとがき1.jpg83歳の斉藤喜一さん『米中AI戦争の真実』(深田萌絵 育鵬社 2019/12)を持ってきてくれた。中途まで目を通したところでふと「あとがき」を読んで、この書の意味する全体像が見渡せた。《インターネットの情報が統制されることで、私たちの意識に事実が浮び上らなくなっていく。そして、AI戦の現実は技術が進化したぶんだけ小説よりも残酷だ。》時あたかも、台湾のTSMCにつづき、韓国サムスンもファーウェイからのチップ製造依頼を拒否したとの報道がある。ファーウェイのスマートフォン生産は危機的状況に陥る。任正非CEO「会社は戦時状態に入った」との危機感を示したという(亜州ビジネスChina 6/19)。 朝鮮半島情勢もあわせて、熾烈な「戦い」の現実を思わされる。この期にあってのmespesadoさんの「国防」への着眼をタイムリーに受け止めた。

今われわれはどうすべきなのかについての、深田氏の明快さ、潔(いさぎよ)さがうれしい。《中国共産党によって、良心を形成するすべての 神々の存在は否定され、宗教への弾圧は続いている。この攻撃で破壊されていく宗教が多い中で、日本人の良心は最強のアーキテクチャで守られていることに気付いた人はいるだろうか。八百万の神々は一神教のように中央集権的でなく分散型だ。一神教のように攻撃対象となる単一障害点が存在しない。破壊の対象となる偶像もなく、否定しようにも教祖も経典も存在しない。天のために善を尽くしても見返りはなく、ただ、道から外れれば天罰がくだる。/八百万の神々からの善悪の教えはなく、画一的には決められない善悪の判断を常に自分と天の間で問い続ける不確定性が人々の知恵を育てる。広大な暗黙知、不確定性、分散型処理というセキュアなアーキテクチャの中で、日本人の良心は守られていく。私たちは何千年も続いたシステムで、心が守られている。/恐るべきは、悪ではない。/「自分は弱者だ」と良心を説き伏せて、保身に走ろうとする自分自身の弱さだ。》

*   *   *   *   *

437 名前:mespesado 2020/06/20 (Sat) 09:11:54
 日本における「戦後体制の利権漁り」の代表格である「財務省」と「反日野党」。これらを駆逐するにはどうしたらよいか…。
 その方法は、消費税減税とかコロナを巡る3次補正とか、そんな「正攻法」じゃなくて、「国防」からの要請によるものになるんじゃないか、という気がしてきた↓

東南ア、防衛費を圧縮 南シナ海安保に隙 
コロナ対策で財源不足
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO60556930Z10C20A6FF8000/

> 東南アジア諸国が防衛費を圧縮し、新型コロナウイルス対策に財源を振
> り向け始めた。

 そうなんですよ。日本以外、特に途上国では「財源」というより(←こういうふうに、すぐオカネの問題だ、と印象操作するのはマスコミが財務省の洗脳にすっかり染まっていることの現れですけどね)、供給力不足とあらゆる経済活動が人海戦術的なままで、「人的労働力とい言う資源の奪い合い」になっている、ということが本質なんですが、そればかりでなく、国防力の違いもある。戦前、アジアで日本「だけ」が欧米の植民地から逃れたのはこの「国防力」の違いによるところも大変大きい。
 ここで、件の「リフレ女子」さんのツイート↓

この地域で中国に対抗できる軍事力を持ち得る大国は日本しかない
> 「世界平和への貢献が使命」と言うのなら、日本はそれを果たすに足る
> 経済力と軍事力を持ち、各国と連携しなければならない。「力なき正義
> は無力」という国際社会の現実と、日本は向き合うべきだ。

 二言目には財源ガーで予算を削りまくる財務省のせいで防衛予算も増やせないせいで国防力が毀損されて日本が中国の属領になっちまったら、財務省の役人はそれでもいいかもしれないが、さすがに一般の国民はそんなの許さないでしょう。これは財務省に対する強力な圧力の成り得る。
 同様に「戦力増強反対」で「憲法9条ガー」の野党も、こいつらのせいで防衛力強化ができなかったから日本が属領になる(だけならまだしも、核で反撃できないことをいいことに、米中対立のとばっちりで窮鼠猫を噛んだら核が日本に飛んでくる可能性だって小さくない)というような雲行きになれば、ポリコレがどうのとか言ってられない。「野党のジャマのせいで(怒」となって野党は根こそぎ支持を失うでしょう。特にそれに加えて緊縮派でもある立憲民主なんて一瞬で滅亡です。
 国防を「人質」にして利権組織をやっつけるなんて、まさに「肉を切らせて骨を断つ」ような話だから危険極まりないが、しかしこれは日本が選択できる話ではなくて、国防の危機は日本が好むと好まざるとにかかわらず、勝手にやってくるものだから、その危険を敢えて覚悟してでも腹を括るしかしゃぁないでしょ、というのが「リフレ女子」さんの言う「国際社会の現実と、日本は向き合うべき」という言葉の趣旨なんでしょうね。全く同感です。

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