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mespesadoさん講義(65)重要4題 [mespesado理論]

①前回記事「mespesadoさん講義(64)「黒川問題」からの考察」の議論を受けた亀さん発言に対するmespesadoさん、《「やっぱり詳しく調べる価値もない」スキャンダル》が結論です。そのあとのおまけ議論が貴重。「民主主義」やら「主権在民」の起源を探れば、なんのことはない誰かの利権を正当化するための「ご都合主義」》

中野剛志氏の『日本経済学新論』を駆け足で読んでます。渋沢栄一、高橋是清ときて次が岸信介。《岸は、ドイツからの帰国後まもない講演において、産業合理化運動の指導精神として次の二つを挙げている。第一に、「自由競争の否定」と企業間の「協調」「協働」である。岸は、同時期の別の講演の中で、従来の自由競争の原則に代わって、「協調」「協働」の精神が登場したことを「第二の産業革命とも云へる」と述べている。第二に、価格の引き上げや賃金抑制によって利益を増やそうとする「儲け主義」排し、「コスト低下に主眼を置く」ことである。/原彬久は、この講演について「岸はここで、明確に自由主義経済の排除と、その前提となる強権的国家体制への展望を示したのである」と評している。》(312-313p)と、岸に批判的な原の説を紹介しつつ、そのあと《ここで岸が否定しているのは「自由競争こそ万世不易の経済上の金科玉条である」とするドグマである。》と言う。mesさんの議論に、昨日読んだここのところを思い出した。そして、「国家社会主義」「国家資本主義」https://oshosina.blog.ss-blog.jp/2019-06-09 放知技板の超重要テーマです。》https://oshosina2.blog.ss-blog.jp/2020-04-27-1

掛谷氏は医者が「最も学力の高い人たち」であるのはオーバースペックであると発言したときのその「学力」とは、数学の、それも「難問を解く力」のことであって、まあ、パズルを解く能力のことである。これは「物事の本質を見抜く力」、言い換えると「学問的センス」とは大いに異なる。私の専攻の話で言うと、未解決問題を解くための「パズル解決能力」と「ことの本質を見抜く能力」の違いであって、これは数学の場合はどちらも大切だけれど、医者の場合、目の前に現れた患者の症状を「見抜く」には、後者の「ことの本質を暴く能力」こそが重要であり、残念ながら、「最も学力の高い人たち」が得意とするのは前者の「パズル解決能力」能力である。》「教育改革」のキモは「ことの本質を見抜く能力」をいかに育てるか。→「教育」総点検https://oshosina2.blog.ss-blog.jp/2020-05-06

③ホリエモン都知事出馬へ。この動きに期待します。

《全職員から10万円寄付前提でコロナ予算 兵庫・加西市》。この動き、一発で葬り去る言葉を考えださねばなりません。とりあえずは「時代錯誤!」と言ったのですが、もっと踏み込んだ言葉はないものか。

*   *   *   *   *

296:亀さん:2020/05/27 (Wed) 07:21:47
>>291

> 「黒川事件」

mespesadoさん、今回の黒川事件を客観的に把握するには、須田慎一郎の以下の動画をお勧めします。
https://www.youtube.com/watch?v=6Z8N2W5UCAo

それから、同動画の最後でも須田氏から「お知らせ」がありましたが、検察の生き字引と云われている人物との対談が、来る5月29日にあるとのことで、動画(YouTube)で公開されるとのことです。それを観れば、今回の黒川事件、さらに深く背景が分かるものと期待できそうです。

ところで、戦後において東京地検を産んだのが、GHQであったことを思えば、東京地検、殊に特捜部が〝正義の味方〟というのは、表層的なものであることが良く分かります。そのあたりを理解していないのが、以下の記事でしょう。東京地検特捜部を「巨悪に立ち向かう」組織と勘違いしているくらいですから…(爆)
https://www.nippon.com/ja/japan-topics/g00814/

また、元東京地検特捜部のエースと云われた故田中森一が、検察官を辞めた後に暴力団といった、裏社会の顧問弁護士になったあたりも、東京地検特捜部の体質を良く物語っていると言えそうです。田中氏は本も数多く著しており、小生も『反転』を読んだことがあります。

亀さん@人生は冥土までの暇潰し

297:mespesado :2020/05/27 (Wed) 08:14:17
>>296
 亀さん、すばらしいですね。モリカケのときは、こんなにコンパクトに纏めた動画とか無かったと思うんで、自分でいろいろ資料をかき集めて整理しなければならなかったのに、こんな短い動画で全貌がわかるようになってきたのは有難いことです。
 で、別スレ↓
http://grnba.bbs.fc2.com/reply/16580696/542/
で猿都瑠さんがリンクを貼った記事↓
https://twitter.com/mas__yamazaki/status/1265137830432407553?s=19
でサヨクはすぐ政権批判に結び付けるところはほとんど「お約束」でしかないほどいつものパターンでしかない。
 で、私も黒川事件についてはそんなに関心が無かったので詳しく調べなかったけれども、須田氏の話を聞いても「やっぱり詳しく調べる価値もない」スキャンダルであったことを改めて確認した次第ですw
 単なる産経新聞と検察を絡めた「定年延長」問題に関する集団の利害・思想の違いによる「内部抗争」でしかない。
 しかし須田さんの検察庁の定年延長に関する過去の経緯の問題に関する話は、それはそれで興味深い話でしょうが、「だから何?」
 結局世間は「賭けマージャン」と「定年延長」という単語が自分たちにも身近だし、それに「命の次に大切な」カネに絡む話だから食いついた人は食いついたんでしょうね。まあ、それはそれとして、また須田さんによる続編が5/29にがあるようですからそれを楽しみにしましょう。
 ~ ~ ~ ~  ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~
 ところでこの「内部抗争」という言葉から、ちょっと関係ない話に飛んで恐縮ですが、「内部抗争」というのは893さんの世界が有名ですが、一般の会社でも、よく「専務派」と「副社長派」の対立とか、よく聞きますが、そもそも会社組織って全然「民主的」ではないですよね。当然のように、経営幹部の「独裁制」です。まあ、株主の力が強ければ、「株主独裁制」です。で、この傾向は、日本より欧米の方がよりその傾向が強い。これ、「民主主義」って欧米が発祥の地で、彼らが「これこそが理想的体制だ」という大義名分で世界に広めた(≒押しつけた)もののはずなのに、国家より規模は小さいが、会社組織では「民主主義」によらず「独裁制」であることを当然のように見なしている。世間はこれを「どうして?」と思わないんですかね。
 「いや、会社っていうのは経営陣の独裁の方が効率的だから」「会社は儲けるのが目的だから国家の最適体制とは違うんだ」とか言い訳はいろいろされるけれど、ことの本質は、実は「民主主義」の発生の闇と密接にかかわっていると思うんですよ。つまり、そもそも「民主革命」というのが、産業革命によって財力を取得した「にわか成金」たちが、政治権力に手を出したくて、時の政治権力者だった「王侯貴族」を倒すために民衆の力を借りて革命を起こすための「大義名分」として持ち出したものだった。つまり、国家の「民主主義」であろうが、企業の「経営陣(or株主)独裁制」であろうが、結局は、産業革命以降の「にわか成金」たちの都合のいい制度として導入されたに過ぎない。つまり、こういった「民主主義」「主権在民」というレベルの「思想」なんて、所詮誰かの利権を正当化するための「ご都合主義」でしかない。
 そういう「ことの本質」を、上でリンク先になっている山崎某氏のような、やたら「正義」を振りかざす「サヨク」な人たちはわかってんのかな、と思いますね。

298:mespesado :2020/05/27 (Wed) 08:48:53
 昨日のへっぴりごしさんのところで紹介されていた、例の「共産主義者批判」で有名な掛谷英紀氏の記事↓

新型コロナ第一波を総括する
https://www.epochtimes.jp/p/2020/05/57044.html

 実は前々から、この人の共産主義者批判って、そりゃ、共産主義者の問題点をするどく抉ってはいるけれど、どうも小さい頃の自分自身の、自分自身は何もしてないのに「集団責任」を取らされたという不快な体験がもとになっているせいか、共産主義者に対する「恨み節」がチラついているのが気になっていたところなんですが、今回の、共産主義とは関係ない記事を読んで、この人、やはり本質的なところが見えていないな~、と思いました。

> その一方で、現場の足を引っ張ったのは、またしてもマスコミや評論家、
> そしてテレビに出たがる自称専門家たちであった。

と書き始めて、3.11の原発事故を引き合いに出します↓

> 福島第一原発事故後も、放射性物質の与える影響について、一部の自称
> 専門家がテレビの情報番組や週刊誌、書籍などを通じて煽動的な発言を
> 繰り返した。そのような発言をしたのは、主に原子力に何らかの関わり
> のある工学研究者や放射線を専門外とする医学関係者であって、放射線
> 医学の専門家ではなかった。中には、2015年には放射性物質の影響で日
> 本には住めなくなると主張する著書まであった。この著者は、今でもそ
> の発言の責任をとることなく、言論活動を続けている。

 つまり、「放射線医学」の専門家でない人たちばかりが放射能の危険を大騒ぎして、でも結局何も起きなかったじゃないか、と主張しているわけです。
 しかし、「初期の粘っこい目ヤニや口内炎、それから死亡率の増加で言うなら胎児死亡や高齢者の感染症の激増」という放射能の害を第一資料として知っている自分から見たら、「何もなかった」というのは明確にウソであり、ここで掛谷氏が「ことの本質を見抜いていないな」と最初に感じたのです。
 そして、今度は次の話題↓

> 実は、私はこれまで最も学力の高い人たちを医学部にとられることに釈
> 然としないものがあった。そもそも大学入試で出題される理数系の問題
> を解く能力は、医学部よりも理工系の学部に入ってから役立つものであ
> って、医師にとってはオーバースペックなものを求めていると考えてい
> たからだ。しかし、今回の新型コロナウイルス問題は、その考えを改め
> るきっかけになった。日本の医師が適切な対策をとれたのは、彼らの数
> 理能力が高いからである。

 掛谷氏が考え方を改めた理由が、医者が数学に強いことにあるとし、その実例として

> 感染症対策を議論する上で必須の知識である指数関数や微分方程式を理
> 解している

> PCR検査拡充の弊害は、そもそも陽性と分かっても治療法がないこと、偽
> 陽性や偽陰性などの検査精度の問題があることによるもので、上述の医
> 師たちはこれらの論点を丁寧に説明していた。偽陽性・偽陰性がもたら
> す弊害は、ベイズの定理と呼ばれる理論で説明できる

ということを挙げている。
 一見、数学の術語満載で、一般の人が読むと、数学の知識があったからこそPCR検査の無意味さを理解していたのだな、などと思ってしまうかもしれないが、これも、原発事故のときと同じ「安全性バイアス」のかかった方向の事象に誘導しようとしているだけのバカバカしい話である。
 統計的には掛谷氏のいうとおりかもしれないが、医者の任務は「目の前の患者の治療に専念すること」であって、「統計的な考察によって医療崩壊を防ぐ」ことではない。後者は政府(厚労省)の仕事である。福島のときと同様に、マクロの観点だけ見てミクロな影響を全く無視していると言ってもいいと思う。それに、医者それ自身が本当に放射能とかコロナ・ウイルスに対する「正しい見識」を持っていたのかどうかも私はアヤシイと思う。
 というのは、掛谷氏は医者が「最も学力の高い人たち」であるのはオーバースペックであると発言したときのその「学力」とは、数学の、それも「難問を解く力」のことであって、まあ、パズルを解く能力のことである。これは「物事の本質を見抜く力」、言い換えると「学問的センス」とは大いに異なる。私の専攻の話で言うと、未解決問題を解くための「パズル解決能力」と「ことの本質を見抜く能力」の違いであって、これは数学の場合はどちらも大切だけれど、医者の場合、目の前に現れた患者の症状を「見抜く」には、後者の「ことの本質を暴く能力」こそが重要であり、残念ながら、「最も学力の高い人たち」が得意とするのは前者の「パズル解決能力」能力である。
 3.11のときに多くの医者が放射能の害を軽視したのも、そこに本質的な原因があるのではないか。そして、そのことを見抜けない掛谷氏のようなコラムニストも。

300:mespesado :2020/05/27 (Wed) 18:14:01
ホリエモン新党で出馬意向 N国立花氏、都知事選に
https://www.youtube.com/watch?v=81qRlmHz4DY

↑これについて↓こんなのが出ている。
https://twitter.com/metatetsu/status/1264877181026496512

 もう、こういうの通用するのかね?

301:猿都瑠 :2020/05/27 (Wed) 18:33:10
新型コロナ対策財源、全職員から10万円寄付形式で集めること前提に組む。兵庫・加西市

全職員から10万円寄付前提でコロナ予算 兵庫・加西市

兵庫県加西市が新型コロナウイルス対策の財源として、正規の全職員(約600人)から10万円ずつを寄付形式で集めることを想定した予算を組んだ。
全国すべての人に一律10万円を配る「特別定額給付金」をあてこんだ取り組みで、市は任意とするが、職員から「半強制的な寄付だ」と反発の声が出ている。
給付金をめぐっては、加西市以外にも自治体職員に寄付や負担を求めようとする動きが各地で出ている。

加西市は5月11日、新型コロナ対応の生活支援や経済対策などに使う「みんなで支え合う新型コロナウイルス感染症対策基金」を新設する議案や、補正予算案を臨時市議会に提出した。

基金の積立金として7750万円を計上し、うち6千万円を職員からの寄付、残る1750万円を市幹部や市議の給与・報酬カットなどでまかなうと説明。市議会の賛成(全会一致)を得て同日、可決された。
市民からの寄付も募り、売り上げが減った市内の小規模事業者向け支援金事業(総額5千万円)などの施策にあてられる見通しだ。

西村和平(かずひら)市長は4月末以降、「このような苦しい時こそ、加西市が一丸となって対応していくことが求められている」などとして、全職員に「ぜひ基金への寄付を」と呼びかけてきた。

西村市長は取材に「寄付は強制ではない」とした。ただ、計上された金額(6千万円)はほぼ全職員が寄付に応じた場合と同額に設定されているほか、市は6月の期末手当から天引きできる方法を職員に提示。職員の一人は「給付金を差し出すよう求められたと感じざるを得ない」と話す。

(朝日新聞デジタル 2020年05月27日 06時00分)

全地方自治体におそらく襲って来ている事でしょう。

税金を無駄遣いするなの大合唱が始まるのか、日経新聞なんかが先鞭を付け始めているのには要注意ですね。

302:ひとことじーさん :2020/05/27 (Wed) 20:05:44
>>301:猿都瑠さん

新型コロナ対策財源、全職員から10万円寄付形式で集めること前提に組む。兵庫・加西市
朝日新聞記事↑↓
https://www.asahi.com/articles/ASN5V7FDPN5VPIHB01P.html

>兵庫県加西市が新型コロナウイルス対策の財源として、
>正規の全職員(約600人)から10万円ずつを寄付形式で集めることを想定した予算を組んだ。

まったく、アホな痴呆自治体の親玉さんが多すぎて・・・(呆然)
こんなコトする暇があるなら
加西市に「地方交付税の1年分」を追加交付して下さいと、
加西市全職員の署名を集めてマスコミ同伴で「財務省」に直訴すれば良い。
この直訴が、全国の市町村に拡散すればなお良い。
逃げ口上は「地方債を日銀特融」できるようにしろ、でしょう。w
返済期日には「無条件借換え」を認めろ~と直訴の追加でま~るく収まる。w

303:mespesado :2020/05/27 (Wed) 23:02:09
>>301 >>302
 ふざけるのもいいかげんにしやがれ!緊縮脳のアホンダラ市長どもめ!
 誰か市の職員で、こんな風潮に反旗を翻して、職員を集めて正しい貨幣の理論をトクトクと説明して、こんな対策はナンセンスである旨を会議室で一席ぶるような気骨のある職員は出て来ないものですかねえ。

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