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mespesadoさん講義(47)「政治」についての明察! [獅子の会]

《徳田虎雄という貴重な人物の姿から今後の我々がまさに「第二段階」で何をしたらよいのかを読み取ることこそが一番大切なこと》の評価、とんでもなくうれしいです。そしてそれ以上に、徳田虎雄という人から抽き出していただいた「政治」というものについてのmespesadoさんの明察(真相を見抜いた推察)、ただただ恐れ入りました。「現実の政治」についてここまで見事に言い切った理解は、おそらくこれまでなかった。あれこれ言わずにひたすら熟読玩味。「政治」の在るべき未来も見えてきます。

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65:mespesado :2020/04/24 (Fri) 08:23:42
>>64
 続いてもう一つの論点である「徳田虎雄」の議論が今回のコロナ騒ぎと関連して今後のネットの集合知を活用して論じるべき話題だという論点ですが、この徳田虎雄の話というのは、私が >>45 でコロナ問題にかこつけて「第一段階」と書いた「経済」やら「貨幣」のような、自然科学と類似の「真実やファクトを追求する問題」とは全く観点が異なる「政治」や「組織vs個人」のような「人間社会ならでは」の問題である「第二段階」を考えるのに格好の実にいろいろな示唆に富んだ話だと思うわけです。つまり

(1)大事を成し遂げるには単なる己の物欲ではなく人々を救いたいといった大義に由来する高く強い志が最も大切である。
(2)世間には、政治というのはとかくドロドロとした汚いものだという認識が根強いが、己の理念を実現しようと思ったら、最後は政治力に頼らざるを得ないので、「清濁併せ呑む」ことを覚悟で政治の世界に身を投じることは決して非難されるべきことではない
(3)政治の世界は「第一段階」のようなファクトを追求する世界とは異なる注意点が必要であり、事実だからと言ってそれをバカ正直に話すことは、自然科学の世界では当然であっても「舞台裏は殺し合いの世界」である政治の世界でそれをやると最悪失脚する、ということを認識して行動しなければならない。
(4)たとえ自らは高尚な理念で始めたことであっても、それを実現するためには多くの人の協力が無ければ実現しないが、関係者が多くなればなるほど「利己的目的」な人が出て来て足を引っ張ることがある。一般人の中の「利己主義者」は組織の力を使って排除することは可能でも、おひざ元の親族などはしがらみでそう簡単に排除できないために、そこがネックになることがある。
(5)たとえ当初は高尚な理念で始めたことでも自らの「慣れ」や「気のゆるみ」により、自分の肉親への贔屓のような気持ちがもたげて当初の理念を自分で壊してしまうこともある。かくも人間の心というのは弱いものだ、という自覚が必要だ。

↑はぐらめいさんに紹介していただいた記事だけからでもこれだけの教訓を得ることができるのですから、この徳田虎雄という人の奥の深さには凄いものがあるものだ、とただただ敬服するばかりです。ただ、個人崇拝や、逆にその個人の「欠点」を重箱の隅をつついて見つけては鬼の首を取ったように糾弾するというのは、一見逆の態度ですが、どちらも「有名人を論評してマウントを取る自己満足」に過ぎず、そういうのではなくて、徳田虎雄という貴重な人物の姿から今後の我々がまさに「第二段階」で何をしたらよいのかを読み取ることこそが一番大切なことだと思うわけです。

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