mespesadoさん講義(11) 「人類の心の闇」問題 [mespesado理論]
《「人類の心の闇」問題》。とても読みきれてはいない井筒俊彦『意識と本質』の後記に、《現代に生きる日本人が、東洋哲学的主題を取り上げて、それを現代的意識の地平において考究しさえすれば、もうそれだけで既に東西思想の出逢いが実存的体験の場で生起し、東西的視点の交錯、つまりは一種の東西比較哲学がひとりでに成立してしまうのだ。》とあり、《探求の先にある真実を追い求めている》という飯山女史の言葉も重なって、mespesado理論がこれからどう展開するのかを思わされました。井筒俊彦が「学問的探求」レベルで見据えていた視野が、今生きるだれにでも視えるように開けてくるかもしれない、という期待があります。
* * * * *
142 名前:mespesado 2019/12/29 (Sun) 10:03:41
日中米関係に関する弓月恵太さんの連ツイ↓
https://twitter.com/ssomurice_round/status/1210392676517867521
弓月恵太@ssomurice_round
> トランプが動けないうちに、安倍を叩け、が見え見えな昨今です。
>
> 昨今の日中韓結束は、マスコミにとって相当都合が悪い事実らしく、日
> 中韓マスコミは、その詳細を一切報道しません。
>
> あれだけ中国や韓国を擁護してきた自称リベラルの方々もだんまりです。
>
>------------------------------------------------------------------
> トランプ大統領ツイート日本語訳(解説付き)非公式@TrumpTrackerJP
>
> この3年間にわたる我が国での素晴らしい成功にもかかわらず、私は常
> に「何もしない民主党」と彼らのイカサマ大統領弾劾から常に身を守ら
> なければならず、外国首脳らと対応するのは段々と難しくなってきてい
> る。米国にとって良くないことだ!#トランプ大統領 訳
> https://twitter.com/realDonaldTrump/status/1210207810291671045
>
> Donald J. Trump@realDonaldTrump
>
> Despite all of the great success that our Country has had over
> the last 3 years, it makes it much more difficult to deal with
> foreign leaders (and others) when I am having to constantly
> defend myself against the Do Nothing Democrats & their bogus
> Impeachment Scam. Bad for USA!
>------------------------------------------------------------------
↓ ↓ ↓
弓月恵太@ssomurice_round
> オバマ政権の時代、あれだけ親米やってたマスコミは、いかにトランプ
> 大統領を叩くかを考え、あれだけ中国を上げていたマスコミは、習近平
> 氏の親日的な発言を一切報道せず、あれだけ韓国を上げていたマスコミ
> は、文在寅氏がフッ化水素を取締ってからというもの、法相事件で叩き
> まくってます。
↓ ↓ ↓
弓月恵太@ssomurice_round
> マスコミが恐れているのは、日中韓の首脳がトランプ政権と結束し、米
> 民主党やそこに金を流す投資銀行の言うことを聞かなくなることだ。
>
> しかし、安倍首相は法の支配を強化し、習近平氏はデレバレッジ政策を
> 進め、文在寅氏は米国外資のイランへの密輸を取締っている。
>
> まさに、怒り爆発なのが今だ。
弓月さんは、ちょっと日韓中米の首脳に対して贔屓の引き倒し的な面もあるが、どのリーダーも自国民が国際世界で不利益を生じないように自国の国力増強を進めていることは間違いない。
そして、私が常々主張しているように、日本では生産力に裏打ちされた供給力が需要を上回るほど強力であるがゆえに製造業の羽振りが悪くなり、虚業である金融業にシフトするのだが、健全な資金需要であるはずの設備投資も不要になりつつあるため、弓月さんの言うような「レバレッジ」という博打行為で儲けるという不健全な勢力が国家を支配する状況が常態化していた。
一方の米国は、製造業が飽和した日本とは異なり、製造業で日本やドイツに敗れたため、代わって金融業にシフトし、しかし国内需要の方は基軸通貨であるドルが強いおかげで輸入で需要が賄えるため、結果として日本と同じ現象が生じている。
他方、中国は、もともと日米で金融業にシフトする前から存在していた金融マフィア(いわゆるDSの一角)が、トランプ大統領の登場で米国を締め出され、トランプの登場に速やかに反応してジャパンハンドラーを追い出した日本からも締め出され、中国に拠点を移し、弓月さん言うところの江沢民派/上海閥/香港を中心に勢力をふるい、「国家が信用できずカネしか信用しない」国民の一部が結託しているが、トランプも習近平も、「自分たちが儲かりさえすれば国家などどうでもよいと考える金融マフィア」が「共通の敵」であることに変りはない。米中貿易戦争も、もちろんベースに米国の貿易上の利害があることは確かだが、上記のような「米中共通の敵を退治する」真の目的があることは間違いない。
日中米関係に関する弓月恵太さんの連ツイ↓
https://twitter.com/ssomurice_round/status/1210392676517867521
弓月恵太@ssomurice_round
> トランプが動けないうちに、安倍を叩け、が見え見えな昨今です。
>
> 昨今の日中韓結束は、マスコミにとって相当都合が悪い事実らしく、日
> 中韓マスコミは、その詳細を一切報道しません。
>
> あれだけ中国や韓国を擁護してきた自称リベラルの方々もだんまりです。
>
>------------------------------------------------------------------
> トランプ大統領ツイート日本語訳(解説付き)非公式@TrumpTrackerJP
>
> この3年間にわたる我が国での素晴らしい成功にもかかわらず、私は常
> に「何もしない民主党」と彼らのイカサマ大統領弾劾から常に身を守ら
> なければならず、外国首脳らと対応するのは段々と難しくなってきてい
> る。米国にとって良くないことだ!#トランプ大統領 訳
> https://twitter.com/realDonaldTrump/status/1210207810291671045
>
> Donald J. Trump@realDonaldTrump
>
> Despite all of the great success that our Country has had over
> the last 3 years, it makes it much more difficult to deal with
> foreign leaders (and others) when I am having to constantly
> defend myself against the Do Nothing Democrats & their bogus
> Impeachment Scam. Bad for USA!
>------------------------------------------------------------------
↓ ↓ ↓
弓月恵太@ssomurice_round
> オバマ政権の時代、あれだけ親米やってたマスコミは、いかにトランプ
> 大統領を叩くかを考え、あれだけ中国を上げていたマスコミは、習近平
> 氏の親日的な発言を一切報道せず、あれだけ韓国を上げていたマスコミ
> は、文在寅氏がフッ化水素を取締ってからというもの、法相事件で叩き
> まくってます。
↓ ↓ ↓
弓月恵太@ssomurice_round
> マスコミが恐れているのは、日中韓の首脳がトランプ政権と結束し、米
> 民主党やそこに金を流す投資銀行の言うことを聞かなくなることだ。
>
> しかし、安倍首相は法の支配を強化し、習近平氏はデレバレッジ政策を
> 進め、文在寅氏は米国外資のイランへの密輸を取締っている。
>
> まさに、怒り爆発なのが今だ。
弓月さんは、ちょっと日韓中米の首脳に対して贔屓の引き倒し的な面もあるが、どのリーダーも自国民が国際世界で不利益を生じないように自国の国力増強を進めていることは間違いない。
そして、私が常々主張しているように、日本では生産力に裏打ちされた供給力が需要を上回るほど強力であるがゆえに製造業の羽振りが悪くなり、虚業である金融業にシフトするのだが、健全な資金需要であるはずの設備投資も不要になりつつあるため、弓月さんの言うような「レバレッジ」という博打行為で儲けるという不健全な勢力が国家を支配する状況が常態化していた。
一方の米国は、製造業が飽和した日本とは異なり、製造業で日本やドイツに敗れたため、代わって金融業にシフトし、しかし国内需要の方は基軸通貨であるドルが強いおかげで輸入で需要が賄えるため、結果として日本と同じ現象が生じている。
他方、中国は、もともと日米で金融業にシフトする前から存在していた金融マフィア(いわゆるDSの一角)が、トランプ大統領の登場で米国を締め出され、トランプの登場に速やかに反応してジャパンハンドラーを追い出した日本からも締め出され、中国に拠点を移し、弓月さん言うところの江沢民派/上海閥/香港を中心に勢力をふるい、「国家が信用できずカネしか信用しない」国民の一部が結託しているが、トランプも習近平も、「自分たちが儲かりさえすれば国家などどうでもよいと考える金融マフィア」が「共通の敵」であることに変りはない。米中貿易戦争も、もちろんベースに米国の貿易上の利害があることは確かだが、上記のような「米中共通の敵を退治する」真の目的があることは間違いない。
さて、このような国際情勢を踏まえて、以下の「Newsweek日本版」の記事を読んでみる↓
https://www.newsweekjapan.jp/youkaiei/2019/12/post-50.php基本的人権の理念を捨て、習近平を国賓に迎える安倍政権
【楊海英 ユーラシアウォッチ】
> トランプ米政権は今、中国との貿易戦争の真っ最中にいる。
> アメリカは中国共産党そのものを悪の存在と見なし、体制に不信感を抱
> いている。
> 安倍首相を転向させたのは、いまだに「エコノミック・アニマル」の境
> 地から脱出できていない経済界だろう。
> 金儲けを優先する経済界は中国での利権を確保し続けたい。だから、人
> 権や民主主義といった基本的な理念を捨てて、中国にべったりとなって
> いる。
> 「地獄を見ない限り、日本人は覚醒しないだろう」と、米シンクタンク
> の友人は吐き捨てて帰国の途に就いた。
いやはや、何と底の浅い論評か。国際社会の基本的なベースとなる背景がこの人には見えていないようだ。いや、金融マフィアのお仲間である「米シンクタンク」に「友人」がいる筆者にとっては、読者に金融マフィアの存在を気付かせないようにしながら国際紛争を米「国」と中「国」の国家間の対立であるかのように矮小化して論評するのは単なるポジショントークなのかもしれないが…。
さて、このNewsweek日本版の記事を巡ってツイッター上で Kakeya氏と植村氏が「論争」している↓
https://www.newsweekjapan.jp/youkaiei/2019/12/post-50.php基本的人権の理念を捨て、習近平を国賓に迎える安倍政権
【楊海英 ユーラシアウォッチ】
> トランプ米政権は今、中国との貿易戦争の真っ最中にいる。
> アメリカは中国共産党そのものを悪の存在と見なし、体制に不信感を抱
> いている。
> 安倍首相を転向させたのは、いまだに「エコノミック・アニマル」の境
> 地から脱出できていない経済界だろう。
> 金儲けを優先する経済界は中国での利権を確保し続けたい。だから、人
> 権や民主主義といった基本的な理念を捨てて、中国にべったりとなって
> いる。
> 「地獄を見ない限り、日本人は覚醒しないだろう」と、米シンクタンク
> の友人は吐き捨てて帰国の途に就いた。
いやはや、何と底の浅い論評か。国際社会の基本的なベースとなる背景がこの人には見えていないようだ。いや、金融マフィアのお仲間である「米シンクタンク」に「友人」がいる筆者にとっては、読者に金融マフィアの存在を気付かせないようにしながら国際紛争を米「国」と中「国」の国家間の対立であるかのように矮小化して論評するのは単なるポジショントークなのかもしれないが…。
さて、このNewsweek日本版の記事を巡ってツイッター上で Kakeya氏と植村氏が「論争」している↓
Hideki Kakeya@hkakeya
> この記事の最後の言葉は重い。財界は目先の利益しか考えない経営者、
> 学界は独裁国家を理想とする左翼に占有された日本は、近い将来地獄を
> 見る運命から逃れられないのかもしれない。
>
> 「『地獄を見ない限り、日本人は覚醒しないだろう』と、米シンクタン
> クの友人は吐き捨てて帰国の途に就いた。」Hideki Kakeyaさんが追加
↓ ↓ ↓
植村恒一郎@charis1756
> 「学会は独裁国家を理想とする左翼に占有された日本」というのは事実
> に反していますし、中国との関係は、地政学的な国益の観点から考える
> べきでしょう。日本は中国のすぐ隣りにあり、漢字文化圏という意味で
> 中国と共通点があるのに対し、アメリカという異国は太平洋の遠い向こ
> うの国です。
↓ ↓ ↓
Hideki Kakeya@hkakeya
> 中国と米国に対してこのレベルの認識しか持っていないということは、
> おそらくサミュエル・ハンチントンも、エマニュエル・トッドも、梅棹
> 忠夫も読んでいないのではないか。「地政学」という言葉を使っている
> が、当然エドワード・ルトワックを読んでいるとも思えない。
↓ ↓ ↓
Hideki Kakeya@hkakeya
> 文系の先生は我々と違って実験をしなくていいので、大量に時間がある。
> だから、我々より広い分野の本を読んでいて教養も深いと私は思ってい
> た。でも、ツイッターはそれが幻想に過ぎないことを教えてくれた。
↓ ↓ ↓
Hideki Kakeya@hkakeya
> 文系にも、在野には飯山陽先生のような学者はいる。彼女がイスラムを
> 研究テーマに選んだ理由を聞かれたとき、自分が一番理解できないもの
> を知りたいと答えたのが印象的。私にとっての左翼と同じ。本来、知的
> 好奇心が学者の原動力。左翼学者のように、権威を振りかざして威張る
> ことを目的としない。
さて、上記の「中国と敵対する米国に逆らって中国と友好関係を持とうとする安倍政権を批判する」Newsweekの記事を支持する Kakeya氏と、それに反発して「米国より中国の方が地政学的に近いから中国と友好関係を持つことを支持する」植村氏のどっちが「正論」でしょうか?
そのヒントとなる上記の書き込みに対するリプを見てみましょう。まず植村氏の書き込みに対するリプから↓
haduki@hadukikai
> 地政学という単語を使っているけど
> リムランドとハートランドすらも分かってないですね
> 少し囓った素人でも分かる間違いをしている
>
> ちなみに地政学的には日本はアメリカに近くChinaとは相容れない関係で
> す
↓ ↓ ↓
かいと~~@_Kite_JP
> 日本と中国は人種的には近いでしょうが、国体を考えると米国の方が近
> いと思いませんか。
>
> 国益の話をするなら当然国家の視点を持たないといけないでしょうから、
> 米国は洋上彼方の国ではないはずです。
↓ ↓ ↓
英の破邪顕正@thothsk2
> チヤイナチは、
> 日本と近いが、
> 日本は、民主主義国
> チヤイナチは、
> 独裁国家。
>
> しかも、同じ漢字圏ではない。
>
> 日本が、チヤイナチの漢字を、
> 使った試しはない。
もう一方の Kakeya氏の発言に対するリプはこちら↓
bdb@REIWA_COMPANY
> 自分の考えを述べるのは良いのですが、まず的確な反論をされては?一
> つ一つの発言が分断されるツイッターだから一見それらしく見えますが、
> 全体としてみれば、論理的な発言をしている植村氏に対して、掛谷氏は
> (実態の伴わない)権威を振りかざしているだけにしか見えません。
STELLA PEZZ@STELLAPEZZ
> 私、理由は分かりませんが飯山陽さんにブロックされました。@も何も
> していないので無知ぽさが理由でしょうか・・?
↓ ↓ ↓
すかぽんたん@piM5N098oyGVdgL
> あとイスラムの犯罪アップするとされるのではとの噂。
> 変な人ですね
↓ ↓ ↓
STELLA PEZZ@STELLAPEZZ
> ブロックで有名なのですね。イスラムにのめり込みすぎだとしたら、ち
> ょっと問題ですね。
↓ ↓ ↓
すかぽんたん@piM5N098oyGVdgL
> 私も 誰?とくぐるとされてました(^_^;) イスラムの説く寛容性とは
> 無縁な方なのかも。
Kakeyaさんに仲間として言及された例の飯山陽氏自身も次のように応答↓
飯山陽『イスラム2.0』四刷決定、みなさまありがとうございます!
> 言及していただき光栄です。私は探求の先にある真実を追い求めている
> ので、イデオロギー先行で特定の結論を導くため、あるいは権威者とし
> て君臨するために学問を利用する、という日本の中東イスラム学界やそ
> こに属す研究者たちのやり方には、極めて強い嫌悪感を覚えます。学問
> に対する冒涜です。
さて、私の感想。
Newsweekは典型的な「金融マフィア」の利害による記事で、これに(同調する Kakeya氏にも)反発する植村氏は、おそらく学界がサヨクに支配されていると書かれたことに脊髄反射しているポリコレ・サヨク。で、その植村氏に反発し、Newsweekの記事を支持する Kakeya氏や飯山女史は、そんなサヨク論者の底の浅さを批判している。しかし彼らはサヨクのポリコレの欺瞞に気付くところまでが精一杯であり、サヨクのポリコレを批判するNewsweekの記事サイドが「中国アレルギーが過ぎて国家対立の構図しか見えず、獅子身中の虫である金融マフィアが真の敵である」というところまでは見えていないようだ。
これは、イスラム学の世界で「宗教差別を批判するポリコレの原理主義に染まった学界」を批判する飯山女史が、実のところ「人間の内面の重要さを指摘する井筒俊彦氏の『意識と本質』のような世界」が理解できないことと軌を一にしている、と思う。
そして更に言えば、「Newsweekの記事の欺瞞さ」まで気付いている弓月恵太さんでさえ、金融マフィアを悪者にするところまでで思考が停止しているように見える。
この金融マフィアなるものが、実は、全人類が持つ「不安に怯えて魂を悪魔に売る闇の世界」が発現した一事例でしかなく、仮に誰か超人的なヒーローが出現して世界中の金融マフィアを退治したところで、この「人類の心の闇」問題を克服しない限り、第二、第三の〇〇マフィアが登場するだけのことだろう。 (長文多謝)
> この記事の最後の言葉は重い。財界は目先の利益しか考えない経営者、
> 学界は独裁国家を理想とする左翼に占有された日本は、近い将来地獄を
> 見る運命から逃れられないのかもしれない。
>
> 「『地獄を見ない限り、日本人は覚醒しないだろう』と、米シンクタン
> クの友人は吐き捨てて帰国の途に就いた。」Hideki Kakeyaさんが追加
↓ ↓ ↓
植村恒一郎@charis1756
> 「学会は独裁国家を理想とする左翼に占有された日本」というのは事実
> に反していますし、中国との関係は、地政学的な国益の観点から考える
> べきでしょう。日本は中国のすぐ隣りにあり、漢字文化圏という意味で
> 中国と共通点があるのに対し、アメリカという異国は太平洋の遠い向こ
> うの国です。
↓ ↓ ↓
Hideki Kakeya@hkakeya
> 中国と米国に対してこのレベルの認識しか持っていないということは、
> おそらくサミュエル・ハンチントンも、エマニュエル・トッドも、梅棹
> 忠夫も読んでいないのではないか。「地政学」という言葉を使っている
> が、当然エドワード・ルトワックを読んでいるとも思えない。
↓ ↓ ↓
Hideki Kakeya@hkakeya
> 文系の先生は我々と違って実験をしなくていいので、大量に時間がある。
> だから、我々より広い分野の本を読んでいて教養も深いと私は思ってい
> た。でも、ツイッターはそれが幻想に過ぎないことを教えてくれた。
↓ ↓ ↓
Hideki Kakeya@hkakeya
> 文系にも、在野には飯山陽先生のような学者はいる。彼女がイスラムを
> 研究テーマに選んだ理由を聞かれたとき、自分が一番理解できないもの
> を知りたいと答えたのが印象的。私にとっての左翼と同じ。本来、知的
> 好奇心が学者の原動力。左翼学者のように、権威を振りかざして威張る
> ことを目的としない。
さて、上記の「中国と敵対する米国に逆らって中国と友好関係を持とうとする安倍政権を批判する」Newsweekの記事を支持する Kakeya氏と、それに反発して「米国より中国の方が地政学的に近いから中国と友好関係を持つことを支持する」植村氏のどっちが「正論」でしょうか?
そのヒントとなる上記の書き込みに対するリプを見てみましょう。まず植村氏の書き込みに対するリプから↓
haduki@hadukikai
> 地政学という単語を使っているけど
> リムランドとハートランドすらも分かってないですね
> 少し囓った素人でも分かる間違いをしている
>
> ちなみに地政学的には日本はアメリカに近くChinaとは相容れない関係で
> す
↓ ↓ ↓
かいと~~@_Kite_JP
> 日本と中国は人種的には近いでしょうが、国体を考えると米国の方が近
> いと思いませんか。
>
> 国益の話をするなら当然国家の視点を持たないといけないでしょうから、
> 米国は洋上彼方の国ではないはずです。
↓ ↓ ↓
英の破邪顕正@thothsk2
> チヤイナチは、
> 日本と近いが、
> 日本は、民主主義国
> チヤイナチは、
> 独裁国家。
>
> しかも、同じ漢字圏ではない。
>
> 日本が、チヤイナチの漢字を、
> 使った試しはない。
もう一方の Kakeya氏の発言に対するリプはこちら↓
bdb@REIWA_COMPANY
> 自分の考えを述べるのは良いのですが、まず的確な反論をされては?一
> つ一つの発言が分断されるツイッターだから一見それらしく見えますが、
> 全体としてみれば、論理的な発言をしている植村氏に対して、掛谷氏は
> (実態の伴わない)権威を振りかざしているだけにしか見えません。
STELLA PEZZ@STELLAPEZZ
> 私、理由は分かりませんが飯山陽さんにブロックされました。@も何も
> していないので無知ぽさが理由でしょうか・・?
↓ ↓ ↓
すかぽんたん@piM5N098oyGVdgL
> あとイスラムの犯罪アップするとされるのではとの噂。
> 変な人ですね
↓ ↓ ↓
STELLA PEZZ@STELLAPEZZ
> ブロックで有名なのですね。イスラムにのめり込みすぎだとしたら、ち
> ょっと問題ですね。
↓ ↓ ↓
すかぽんたん@piM5N098oyGVdgL
> 私も 誰?とくぐるとされてました(^_^;) イスラムの説く寛容性とは
> 無縁な方なのかも。
Kakeyaさんに仲間として言及された例の飯山陽氏自身も次のように応答↓
飯山陽『イスラム2.0』四刷決定、みなさまありがとうございます!
> 言及していただき光栄です。私は探求の先にある真実を追い求めている
> ので、イデオロギー先行で特定の結論を導くため、あるいは権威者とし
> て君臨するために学問を利用する、という日本の中東イスラム学界やそ
> こに属す研究者たちのやり方には、極めて強い嫌悪感を覚えます。学問
> に対する冒涜です。
さて、私の感想。
Newsweekは典型的な「金融マフィア」の利害による記事で、これに(同調する Kakeya氏にも)反発する植村氏は、おそらく学界がサヨクに支配されていると書かれたことに脊髄反射しているポリコレ・サヨク。で、その植村氏に反発し、Newsweekの記事を支持する Kakeya氏や飯山女史は、そんなサヨク論者の底の浅さを批判している。しかし彼らはサヨクのポリコレの欺瞞に気付くところまでが精一杯であり、サヨクのポリコレを批判するNewsweekの記事サイドが「中国アレルギーが過ぎて国家対立の構図しか見えず、獅子身中の虫である金融マフィアが真の敵である」というところまでは見えていないようだ。
これは、イスラム学の世界で「宗教差別を批判するポリコレの原理主義に染まった学界」を批判する飯山女史が、実のところ「人間の内面の重要さを指摘する井筒俊彦氏の『意識と本質』のような世界」が理解できないことと軌を一にしている、と思う。
そして更に言えば、「Newsweekの記事の欺瞞さ」まで気付いている弓月恵太さんでさえ、金融マフィアを悪者にするところまでで思考が停止しているように見える。
この金融マフィアなるものが、実は、全人類が持つ「不安に怯えて魂を悪魔に売る闇の世界」が発現した一事例でしかなく、仮に誰か超人的なヒーローが出現して世界中の金融マフィアを退治したところで、この「人類の心の闇」問題を克服しない限り、第二、第三の〇〇マフィアが登場するだけのことだろう。 (長文多謝)
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